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県営水道事業の指定管理者による業務開始について

印刷用ページを表示する掲載日2015年4月1日

 沼田川工業用水道及び沼田川水道用水供給水道において,平成27年4月1日から,県と民間企業の共同出資により設立した公民共同企業体,株式会社水みらい広島による指定管理業務を開始しました。

1 経緯

 県営水道事業は,水需要の減少による収益の減収,老朽化施設の増加,職員の大量退職による技術力の低下など様々な課題を抱えています。
 県では,将来にわたって安定的な水道システムを維持する方策を検討してきた結果,民間ノウハウを活用して効率的に運営できる新たな仕組みとして,県と民間による共同出資会社を設立し,指定管理者制度を活用した,共同出資会社による県営水道事業の管理を導入することにしました。
 県は,平成24年6月に公募型プロポーザル方式により共同出資会社のパートナー事業者を募集,水ing株式会社をパートナー事業者候補に決定し,平成24年10月に公民共同企業体である株式会社水みらい広島を設立いたしました。
 平成25年度からは,広島西部地域水道用水供給水道に指定管理者制度を導入し,指定管理者株式会社水みらい広島による管理業務を開始いたしました。
 その後,平成27年度からの沼田川工業用水道及び沼田川水道用水供給水道への指定管理者制度導入に向け,所要の手続を進めてまいりました。

2 指定管理業務の範囲

 指定管理者である株式会社水みらい広島が行う指定管理業務は次のとおりです。
 ・水道施設の運転監視業務
 ・水道施設の維持管理業務
 ・水質管理業務
 ・給水の緊急停止,庁舎管理 など

 また,株式会社水みらい広島とは,水道法第31条により準用する第24条の3の規定による第三者委託契約を締結しています。

 なお,経営計画の策定,料金改定,水道施設の所有,建設改良計画の策定,建設改良事業の執行などは,これまでどおり,県で行います。

3 指定管理業務のモニタリング

 指定管理業務が適正に履行されているかどうかを確認し,「安心,安全,良質な水の供給」を確保するとともに,水道事業運営の透明性を高めるために,県によるモニタリングを実施します。

(1)実施方法
 ・業務履行状況
 業務(実施方法・頻度)が適切であるか確認します。

 ・業務水準(品質)
 品質確保やサービスの質の向上が図られているか確認します。

 ・総合評価
 業務履行状況及び業務水準(品質)を総合的に評価します。

(2)指導
 履行内容に課題や不履行等があると認められた場合,指定管理者に対して指導を行います。

(3)結果の公表
 モニタリング結果は,ホームページ等で公表します。

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