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令和7年8月にお寄せいただいた御意見の概要は、次のとおりです。
多くの御意見をいただき、誠にありがとうございました。
247件(広報課で受け付けたもの)
| 区分 | メール | 電話 | 郵便 | 来庁 | その他 | 合計 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 4月 | 67 | 27 | 1 | 5 | 1 | 101 |
| 5月 | 79 | 24 | 1 | 3 | 0 | 107 |
| 6月 | 56 | 23 | 3 | 3 | 1 | 86 |
| 7月 | 73 | 28 | 6 | 3 | 0 | 110 |
| 8月 | 168 | 75 | 0 | 1 | 3 | 247 |
| 合計 | 443 | 117 | 11 | 15 | 5 | 651 |
皆様から寄せられた御意見の一部を紹介します。
私たちは山口県の団体であり、10年以上ずっと、瀬戸内海の海浜清掃を行っています。
その清掃活動で毎年一番多いゴミは、長さの様々な塩ビパイプです。
このパイプは、主に広島県のカキ養殖イカダで使用されているものであると知りました。
小さいものも多く、毎年本当に大変な思いで回収していますが、取っても取っても取り切れません。カキパイプのために毎年海浜清掃をしているように感じています。
海浜清掃をいつも一緒に行っている別の団体の方々は、県内各地で海浜清掃をされていますが、瀬戸内のゴミの多くがカキイカダのパイプや発泡スチロールであると言われていました。
もちろん広島県で既に海のプラスチックゴミの削減に取り組まれていることは知っていますが、私たちは、カキパイプの流出がなくなるように、更に強く、県をあげて取り組んでいただくことをお願いします。
1)作業時にパイプが飛び散らないよう徹底する
2)流出しても環境に問題のない素材への置き換えを一刻も早く行う
3)カキ関連ゴミを広島県が責任をもって把握・回収する
これらの取り組みを一層推進していただきますよう、どうぞよろしくお願いします。
(回 答)
この度は貴重な御意見をいただき、ありがとうございます。
瀬戸内海に漂着するかき養殖資材由来のごみの現状について、県や漁業関係者において、かき養殖資材の流出防止対策に取り組んでいるところですが、漂着ごみへの対応は、まだまだ十分とは言えない状況であり、御要望いただきました3点について、県としても取組を推進してまいります。
なお、それぞれの現在の取組状況について、次のとおり共有させていただきます。
「1)作業時にパイプが飛び散らないよう徹底する。」について
海域への養殖資材流出を極力減少させるため、令和元年に各かき養殖業者において、作業場への陸揚げ時に回収人員を配置することや、パイプが回収できるよう作業ラインを見直すことなどを定めた「かき養殖資材の適正処理計画」を作成し、流出防止に努めています。また、計画の履行状況を漁業協同組合や広島県漁業協同組合連合会が取りまとめ、生産団体の会議の場で報告するなど、対策の実効性を高める取組も行っているところです。
「2)流出しても環境に問題のない素材への置き換えを一刻も早く行う。」について
令和4年度から民間企業と県の研究機関が共同で海洋生分解性プラスチックを用いたかき養殖資材の強度試験や比較試験を実施しており、実用化に向けて様々な検討を進めているところです。
「3)かき関連ゴミを広島県が責任をもって把握・回収する。」について
漁協やかき養殖業者自らの活動として、地元での海浜清掃のほか、海の日を基準とした県内一斉海浜清掃、かき生産団体の一斉海浜清掃を行い、 漂着ごみを回収しています。また、日本財団と連携して、かき養殖業者も参加する海浜清掃を実施し、漂着ごみを回収するとともに、かき養殖業者への意識啓発を行っています。
なお、県では、県内の海岸にはなりますが、海岸漂着物の実態調査を毎年実施しており、かき養殖由来の漂着物も減少してきている状況にあります。
https://www.pref.hiroshima.lg.jp/site/eco/kaiganhyotyakugomi.html
引き続き、清掃活動や海洋生分解性素材の取組と合わせて、流出させない仕組みづくりを漁業関係者と連携して進めることで、流出防止対策の強化及び徹底を図ってまいります。
なお、頂いた御意見は、関係団体にも共有させていただきます。
≪広島県農林水産局水産課≫
東広島市から広島空港への鉄道アクセスは、単に県民の利便性にとどまらず、経済安全保障・国土強靭化の観点からも極めて重要であり、国益に資するものと考えます。そのため、広島空港アクセス鉄道の早期実現を強く要望いたします。
東広島市には、世界最先端Dram工場が立地しています。この工場の安定稼働と国際競争力の確保のためには、空港と新幹線を結ぶ強靭な輸送回廊が不可欠であり、鉄道による整備は国土強靭化の観点からも有意義です。
また、空港と県内各所の観光地を直結することで、観光振興や地域経済の活性化にも大きく寄与すると考えます。整備にあたっては、コスト効率を重視した経路と半導体工場に近接する経路の双方を比較検討しつつ、国と県が主導する第三セクター方式など、持続可能な運営スキームを併せて前向きに検討していただきたいと考えます。
(回 答)
この度は貴重な御意見をいただき、ありがとうございました。
広島空港アクセスにつきましては、平成29年に、官民で構成される広島県空港振興協議会において「空港経営改革推進委員会」が設置され、広島空港の民営化を見据えた、空港アクセス強化の方向性について、軌道系アクセスを含めて、利便性、採算性、リダンダンシーの確保など総合的な観点からの議論がなされました。
その結果、平成30年10月に、同推進委員会において、「軌道系アクセスは前提とせず、広域のネットワーク展開に優位性のある、道路系アクセスを中心とすることが妥当である」との提言が取りまとめられたところでございます。
県といたしましては、この提言を踏まえ、広島空港の地理的優位性を生かしながら、道路系アクセスを中心とした対策を着実に推進していくこととしたところであり、空港アクセス強化につながる広域道路ネットワークの整備や、空港リムジンバスなどの公共交通機関の利便性向上、さらには、利用者ニーズに応じた交通モードの多様化など、関係者と連携して、ハード・ソフト両面における様々な対策に取り組んでいるところでございます。
今後とも、広島空港を利用する県民の皆様や国内外から訪れる方々が、より便利で快適に移動できる空港アクセスネットワークの構築に向け努力してまいりますので、引き続き御理解、御協力をいただきますようお願い申し上げます。
≪広島県土木建築局空港振興課≫