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2018年 インターンシップ日記【1】

印刷用ページを表示する掲載日2018年12月25日

自己紹介

 皆さん,初めまして。
 本日から2週間,インターンシップで環境県民局の環境政策課にお世話になるK大学修士1年の白井ひかるです。インターンシップ期間中体験したこと等を報告していこうと思っておりますので,よろしくお願いします。

8月20日(月曜)インターンシップ1日目

 インターンシップの初日である今日のスケジュールはこちらです。
8時半-11時 オリエンテーション・環境政策課業務説明
11時-12時 人事委員会による説明
12時-13時 ランチ休憩
13時-14時 ビジネスマナー等研修
14時-17時15分 インターンシップ報告書・環境ブログの作成説明,データ整理

 初日から盛りだくさんのスケジュールですが,環境政策課の優しい皆さんのおかげで緊張もすぐにほぐれ,問題なく1日目を終えることができました。

 広島県は「環境にやさしい広島づくりと次代への継承 ~エコの力でひろしまを元気に~」という基本理念に基づいて多角的な観点から環境行政を進めており,その中核を担うのが環境県民局です。
 環境県民局は環境保全課,自然環境課,循環型社会課など様々な課から構成されており,今回私がインターンシップをさせていただくのはその中の1つである環境政策課です。
 環境政策課が実施している主な施策は以下の通りです。

【地域環境行政の総合的な推進】,【地域環境の保全】,【事業者による自主的取組の促進・強化】,【「ひろしま環境の日」の一斉行動】,【環境月間行動実施事業】,【環境保全活動・環境学習推進事業】,【環境保全活動支援事業】,【ひろしま地球環境フォーラムとの連携】,【「エコの力でひろしまを元気に」具体化推進事業】,【家庭における省エネ行動促進事業】,【「ひろしまクールシェア」の実施】,【地域還元型再生可能エネルギー導入事業】

 私自身書きながら驚きましたが,本当に広範かつ多様な政策を展開していることがよく分かりました。政策の中には他の局や課,さらには市町村と内容が重なるものもありますが,それらは協議の上で役割分担して進めているそうです。
 広島県のホームページではこれらの取組内容や現状等がわかりやすく掲示されているので,ぜひチェックしてみてください。
 業務内容を説明していただいた後は人事課の方に公務員という働き方,ひいては広島県庁で働くことがどういうことか,どのような人材が求められているのかに関する説明を受けました。
 勤務条件をはじめとして採用試験の制度等,非常に丁寧に教えていただきました。
 広島県庁は現在働き方改革を実施されており,各種手当や休暇等が非常に充実していました。人事の方が大変親切な方で,和やかな雰囲気で説明を聞きながらインターンシップ実習生とも質問を交し合うことのできる貴重な機会でした。

 午後からはひろしましごと館職業相談アドバイザーによるビジネスマナー研修がありました。社会人として必須である社会人基礎力,基本的振る舞いに関する講義を受講しました。
 「ビジネスマナー研修」と聞くと,面接時に重要とされるノックの回数やお辞儀の角度という内容を思い浮かべる方もいるかと思いますが,今日の研修では社会人になるに向けて,パーソナリティーやオリジナリティーをどのように形成していくかというアドバイスを受けることができ,非常に有意義な時間を過ごすことができました。

 研修が終わった後は,平成30年度の広島環境データ集のデータ確認と,温室効果ガス削減計画・実施報告書の確認を実施しました。
 具体的な内容としては,前者はデータが次年度のものに更新されているかを確認,後者に関しては平成29年度の実施状況報告書の集計のデータ出力を行いました。
環境政策課の入口

8月21日(火曜)インターンシップ2日目

8時半-11時 広島県環境データ集平成30年度版環境白書データチェック
11時-12時 環境保全課業務説明
13時-17時15分 温室効果ガス削減実施状況計画書・報告書データチェック

 インターンシップ2日目は,事務作業が多い一日でした。はやくも課の雰囲気にも慣れてきたような気がします。

 私が今日主に行ったのはデータの誤字・脱字や内容を確認することです。
 広島県は,県が策定した計画及び県の取組とその結果について,ホームページあるいは冊子を通して公表しています。同時に,広島県の環境の状況や環境保全に関する施策についてまとめた報告書も,環境白書・環境データ集として公表しています。

 今日はその中の環境白書・環境データ集の内容をチェックしたのですが,広島県ならではの政策等が掲載されており,興味深い内容となっており,学びながら作業することができました。
 中でも特に印象的だったのは「エコの力でひろしまを元気に」具体化推進事業です。
 (1)里山バイオマス利用促進事業(2)廃棄物エネルギー回収促進事業(3)海ごみ対策推進事業を中心として構成されるこちらの事業は,年々新たな取り組みを取り入れています。

 一例として(3)海ごみ対策推進事業を見てみましょう。
 海ごみ対策推進事業は海岸清掃に楽しめる工夫を取り入れることにより,多くの県民の環境保全活動への参加を促進するとともに,海岸をきれいにすることで地域の魅力や価値を向上させ,地域の活性化を目指したものです。
 平成28年度には広島県という枠を超えて国内外からも高い人気を誇る宮島を対象として,スポーツGomi拾い・エコツアー等楽しめる工夫を取り入れた海岸一斉清掃をモデル事業として実施しました。翌年度からは,このモデル事業の成果を沿岸地域へ波及させ,海岸清掃活動の自主的・継続的な取り組みを促進するとともに,国の補助事業を活用することで海ごみ対策を総合的かつ効果的に推進しています。
 私たち広島県民にとっては深い馴染みと愛着がある宮島ですが,これからも素敵な宮島を守っていくために,ごみを減らしたり自主的に環境にも人にも良い行動をとっていけたらと思います。

 広島県の環境行政に関する情報はホームページからアクセスすることができるので,ぜひ一度チェックしてみてください。
 また,今日は環境保全課の方に業務内容を説明していただきました。
 主に法令の体系と「大気環境」,「騒音・振動・悪臭対策」,「水循環」,「土壌環境」,「環境影響評価と瀬戸内海の環境保全」のグループごとの詳しい業務内容を教えてもらいました。
 今まで環境保全にかかわる国の法律などは学んだことがあったのですが,広島県の条例などはあまり知らないものが多かったので大変勉強になりました。中でも,環境影響評価に関しては大学院の授業で学んだ際にはわからなかった行政の立場を垣間見ることができ,非常に良かったです。

8月22日(水曜)インターンシップ3日目

 本日は,環境保全課の方に同行して環境アセスメントの手続きの配慮書に対する検討を行う業務を見学させていただきました。広島県,島根県,環境省の方々が事業計画予定地に集合し,配慮書に基づいて確認・検討すべき事項を話し合いました。

 環境アセスメント(環境影響評価)とは,開発事業の内容を決めるにあたって,それが環境にどのような影響を及ぼすかについて,あらかじめ事業者自らが調査・予測・評価を行い,その結果を公表して一般の方々,地方公共団体などから意見を聴き,それらを踏まえて環境の保全の観点からよりよい事業計画を作り上げていこうという制度です(環境省2012)。

 環境アセスメントの手続きとしては,【(1)配慮書→(2)方法書→(3)準備書→(4)評価書→(5)報告書】の順で進めていくのですが,今回は(1)の配慮書の手続きの段階を見学させていただきました。

 配慮書が作成されたのち,一般からの意見と都道府県等の意見,主務大臣意見を聴くのですが,今回の事業は広島県と島根県の県境にて実施予定のものであったため,広島県,島根県,環境省の方々が事業予定地に集まり,配慮書を検討しました。

 そもそもこういったアセスメントの手続きがどうなっているかというのは,自分が事業者であるか事業計画地周辺の住民でない限りよく分からない上に知ることもないのですが,今回現在進行形で進めている環境アセスメントの手続きを見学させていただいたのは,ふだん経験することのできない非常に貴重な機会だったと思います。
 事業側から提出された配慮書をくまなくチェックし,現地をすべて見て回ることは気力のいる作業であり,現場の苦労を垣間見ることができました。さらには,多くのステークホルダーが存在する案件では互いの立場や意見を考慮しつつ物事を進行せねばならないのですが,行政・事業者・住民の間でよいバランスを取りながらやるのは大変な仕事だと実感しました。

 環境アセスメントについて詳しく知りたい方はこちらのリンク先にアクセスしてみてください。
→環境省 環境影響評価情報支援ネットワークHP
アセスメント1
アセスメント2

8月23日(木曜)インターンシップ4日目

 今日のスケジュールはこちらです。初日に負けず,忙しい一日でした。
8時半-12時 大気汚染常時監視業務見学
13時15分-14時45分 産業廃棄物対策課業務説明
15時-17時15分 低炭素社会推進グループ業務

 午前中は環境保全課が行う大気汚染常時監視について学び,実際に地上約80mから天気や雲量,視程を確認し,大気汚染常時監視のデータと,気象台などの気象データを用いて,光化学オキシダント予報を行う様子を見学させていただきました。

 環境保全課は「大気環境」,「騒音・振動・悪臭対策」,「水循環」,「土壌環境」,「環境影響評価と瀬戸内海の環境保全」の業務を担当していますが,その中の「大気環境」の業務です。

 大気には目に見えない様々な汚染物質が含まれておりますが,主な大気汚染物質として,硫黄酸化物,窒素酸化物,一酸化炭素,光化学オキシダント,浮遊粒子状物質,微小粒子状物質があげられます。人為的活動によって様々な汚染物質が出現し,その汚れがひどくなると人の健康や生活環境が脅かされることとなります。そのため上記のような主な大気汚染物質には法律で維持することが望ましい環境基準値が設けられています。
 中でも,光化学オキシダントとPM2.5として知られる微小粒子状物質に関しては,県民への周知が実際に行われている物質です。

 広島県内には38か所に測定局が設置されており,大気中の汚染物質の量や,風向・風速などを効果的に測定しています。
 本日は広島県庁東館屋上,およそ80メートルの高さから雲量や雲形,視程等を決められている観測事項に沿って確認する作業に同行させていただきました。
 他にも大気汚染常時監視業務について,国の規定に基づいて広島県がどのようなシステムを用いて監視しているのか等,実際に使用するソフトを見せていただき,業務フローと具体的内容をよく理解することができました。

 午後からは廃棄物の定義をはじめとして廃棄物処理法の概要,県内の産業廃棄物の排出量等のデータなど,産業廃棄物対策課の業務を詳細に説明していただきました。

 課の主な業務としては廃棄物の発生抑制・減量化,廃棄物の適正処理対策の推進,処理施設の維持管理等の徹底,不法投棄防止対策の推進があげられます。
 一般的に,廃棄物の発生源として家庭・災害・事業活動が主流ですが,それらはさらに一般廃棄物と産業廃棄物に分類されます。広島県は製造業が盛んな県ということもあり,一般廃棄物に比べて産業廃棄物の発生量が多くなっておりますが,その中でも鉱さいが多いことが特徴です。うち7~8割は再生利用され,最終処分量は年々減少しています。
 産業廃棄物対策課では,早期発見・早期是正をモットーに迅速な対応をするように心がけているそうです。

 法律と照らし合わせながら実例を説明してくださったおかげで,非常にわかりやすかったです。県警との協力業務など,初めて聞いたものも多かったのですが,質問にも丁寧に対応してくださり,勉強になりました。

 その後は,低炭素社会推進課が実施する「ひろしまエコチャレンジ」に関する概要説明を受けた上でそれが有する課題に対する現時点での解決策と今後考えられる解決策を考察しました。

 低炭素社会推進グループでの業務は,20代のリアルな意見を実際に伝えることができたと思います。本日は様々な課の業務内容を説明していただき,大変勉強になりました。
東館屋上より
東館屋上風景

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