広島県特産の各種カンキツを様々に加工する技術を開発しています。
生果が流通しない端境期にも提供可能な加工商品開発や未利用副産物だった果皮利用など、開発技術を移転して様々な商品化が進んでいます。
皮ごと食べられる加工技術開発
カンキツの香り成分は果皮に多く含まれています。
せっかく国産カンキツを食べるなら、実の部分だけでなく皮の部分もしっかり味わいたい。
皮に特有の苦みや食感をうまくコントロールして、皮まで丸ごと美味しく食べられるカンキツの加工技術を開発しています。
また、皮だけを美味しく食べられるようにする加工にも利用できます。
果皮の有効活用技術開発
柚子や橙などの果汁を利用するカンキツは、多くの果皮が搾汁残渣として発生します。
果皮は、カンキツの香気成分を多く含みますが、食品としての利用はわずかしかありません。
未利用の素材を有効活用するために、ペースト化技術や果皮酢製造技術を開発しました。
これらの技術を活用して様々な商品が販売されています。
“さのう”製造技術の開発
レモンは“さのう”(果実のつぶつぶ)が柔らかく加工用に取り出すことができませんでした。
広島県のオリジナルレモン品種「イエローベル」を活用することでレモンの“さのう”を取り出す技術を開発しました。
これまでのレモンでは利用できなかった“さのう”の飲料や食品などでの活用が期待されています。
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