「社会資本未来プラン(令和3年3月)」に掲げる各種事業や取組の効果を高めるための施策である「デジタルトランスフォーメーションの推進」を具体化するため、「広島デジフラ構想」を令和3年3月に策定し、建設分野のDXを推進しています。
建設分野における調査、設計、施工から維持管理のあらゆる段階において、デジタル技術を最大限に活用し、官民が連携してインフラ(公共土木施設等)をより効果的・効率的にマネジメント(管理・運営)していくため、目指す姿や具体な取組案をとりまとめたものです。
目指す姿 | 取組分類 | 具体な取組案(抜粋) |
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1.新たなサービス・付加価値の創出 |
(1)データの一元化・オープン化 | ・インフラマネジメント基盤(DoboX)の構築、運用拡大 ・地盤情報のオープンデータ化 |
(2)価値あるデータの整備 | ・県土全体の3次元デジタル化 ・都市計画基礎調査結果のオープンデータ化 |
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2.県民の安全・安全の向上 |
(3)災害リスク情報の発信 | ・個人ごとに異なる災害リスク情報のリアルタイム発信 ・洪水予測などの水害リスク情報の高度化 |
(4)異常気象時の業務効率化 | ・画像情報等の充実・強化 ・ダム放流操作の精度向上を支援するシステムの構築 |
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3.県民の利便性向上 | (5)円滑な物流・人流の実現 | ・ビッグデータを活用した主要渋滞箇所における交通円滑化対策の実施 ・デジタル技術を活用した港湾物流の高度化・効率化 |
4.建設分野の生産性向上 | (6)効率的な事業の推進 | ・主要構造物におけるCIMの完全実施(i-Constructionの推進) ・AIなどを活用した地形改変箇所等の抽出 |
(7)維持管理の高度化・効率化 | ・除雪作業における支援技術の構築 ・IoTやドローン等を活用した獣害防止対策の構築 |
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5.持続的な変革 | (8)人材育成と官民連携 | ・建設分野におけるデジタルリテラシー向上に係る研修の実施 ・建設分野におけるDX推進のための官民協働体制の構築 |
インフラマネジメント基盤(DoboX)を利用して、官民が保有する様々なインフラデータを一元化・オープンデータ化し、データを組み合わせた新たなサービス・付加価値の創出を促します。
※Doboxとは・・・インフラマネジメント基盤の呼称、土木(建築)×DX=ドボックス
県土全体の3次元データなどの新たなデータ整備や民間企業等のニーズに応じたデータ整備を行うことで、データ利活用を後押しします。
きめ細かな災害リスク情報の発信や高精度化、よりわかりやすい情報発信を行います。
水防活動や災害復旧などに従事する関係者が効率的に業務を進めることができる環境を整備します。
モノやヒト、情報の流れを可視化・分析し、ボトルネックを改善することで、より円滑に流れる仕組みを構築します。
インフラ整備における調査、設計、施工から維持管理のあらゆる段階において、デジタル技術を最大限に活用し、業務そのものやプロセスを変革することで、効率的に事業を推進します。
デジタル技術を活用し、従来の維持管理手法を高度化・効率化することで、将来にわたって、インフラを適切に維持管理していきます。
デジタル技術の進展に対応した、デジタルリテラシーを有する人材の確保・育成や官民連携体制を構築します。
広島県土木建築局建設DX担当
〒730-8511 広島市中区基町10番52号(北館6階)
電話:082-513-3862(ダイヤルイン)
Fax:082-223-3593
電子メール:kensetsudx@pref.hiroshima.lg.jp
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