このページの本文へ
ページの先頭です。

広文協研修会(平成28~)

印刷用ページを表示する掲載日2020年6月25日

広文協では,公文書等や地域に伝存する古文書・記録類の保存・管理・活用に向けて,その具体的方法や知識を共有するため,年2~3回の研修会を行っています。

令和元年度

1回「ファイル基準表(公文書管理ツール)の作り方」

(令和元年10月4日,於広島県立文書館 研修・会議室)

『広文協通信』第36号7~14頁。

概要

 公文書は必要な期間保存され,適切なアクセス管理の下で即座に検索でき,利用できなければなりません。さらにいえば,現用を終えても保存すべき価値のある公文書を特定し,保存措置を講じることが望まれます。これらを実現するツールがファイル基準表(文書分類表)です。適切なファイル基準表は,適切な公文書管理に直結します。
 今回の研修会では,県立文書館元副館長の安藤福平氏に,適切なファイル管理表についてご講演いただいた後,昨年度第2回研修会に引き続き,参加者の話し合いの場を設けました。参加者からファイル管理表に関する課題などについて発言があり,それについて講師の安藤元副館長などが意見を述べました。

2回「公文書管理業務について文書係の仕事

(令和2年2月5日,於江田島市役所本庁舎4階会議室)

『広文協通信』第37号12~15頁。

概要

 江田島市は平成16年11月1日に安芸郡江田島町,能美町,佐伯郡沖美町,大柿町の4町が合併して新設されました。
 今回の研修では,江田島市における合併後の文書管理の取組や,合併後15年が経過した現在も抱えている課題について報告していただきました。江田島市では合併後,文書管理について次々と困難や課題が生まれ,それへの対応が迫られ,それに取り組まれました。その経験は他市町にとっても参考になると思われます。
 報告後,県立文書館元副館長の安藤福平氏からコメントがあり,活発な質疑応答がありました。現地見学では,大柿公文書館と灘尾記念文庫をご案内いただきました。

平成30年度

第1回「三次市における文書管理の現状と課題」

(平成30年10月24日,於三次市役所 本館6階会議室)

『広文協通信』第34号8~10頁。

概要

 2004年4月1日,三次市,双三郡君田村・布野村・作木村・吉舎町・三良坂町・三和町,甲奴郡甲奴町の1市4町3村の合計8市町村が新設合併して新しい三次市となりました。
 今回の研修では,合併後の三次市における公文書管理の現状と課題を報告いただきました。市町村合併を経た自治体では旧市町村の公文書管理をはじめ,様々な課題に直面しています。報告では,文書管理の各課の状況,学校統廃合による学校資料の取扱,地籍調査事業における文書整理・保存の取組など具体的な内容を紹介していただきました。また,三次市役所布野支所にて書庫見学も行いました。

第2回「公文書管理業務について―文書係の仕事―」

(平成31年1月31日,於広島県立文書館 研修・会議室)

『広文協通信』第35号18~24頁。

概要

 昨年来,公文書管理については国をはじめ大きく問題視されてきました。広島県においても平成29年度末の不適切事案により,県全体で適切な公文書管理についての研修が実施されました。市町の各機関においても,公文書管理については,様々な課題を有していると思います。
 7月豪雨災害による影響もまだ残る状況ではありますが,この研修会では,公文書管理課の日常的な仕事について再確認していただくとともに,公文書管理に携わる職員の疑問などに少しでもお応えできるよう話し合いの場を設けました。公文書管理課としての業務については,広島県立文書館元副館長の安藤福平氏にご講演いただき,併せて話し合いでのアドバイスをいただきました。

平成29年度

第1回「学校資料の収集・保存・活用」

(平成29年10月3日,於広島県立文書館研修・会議室)

「学校資料の収集・保存・活用」京都市学校歴史博物館 和崎光太郎

『広文協通信』第32号4~13頁。

概要

 少子化の影響や市町村合併に伴い,小学校・中学校等の統廃合が各市町においても進んでいます。そのため,地域の文化・教育の中心的な役割を担ってきた小学校・中学校の歴史的文書等(学校資料)の散逸が懸念されています。このような学校資料の散逸・廃棄を防ぐためには,(1)学校資料を活用すること,(2)活字にして拡散させる(知ってもらう)こと,(3)少なくとも学校の先生や教育委員会職員が「使える」目録を作っていくこと,などの取組が望まれます。京都市学校歴史博物館での取組事例を中心に,これから市町で学校資料の収集・保存・活用に取り組んでいく際の留意点をご紹介いただきました。

平成28年度

 第1回「広島県の文書管理システムについて」

(平成28年10月21日,於広島県立文書館研修・会議室)

「広島県の文書管理システムについて」広島県総務局総務課大西明宏

『広文協通信』第31号14~18頁。

概要

 広島県では文書管理システムを平成26年11月から本格導入しました。現行システムの導入経緯,基本機能,概要等について詳細に説明していただきました。また,市町における文書管理システムの導入状況に関するアンケート結果についても併せて紹介していただきました。文書管理システムの導入は,文書のライフサイクル全体の効率化,適正な文書管理を実現するための有効な手段であることを紹介していただきました。

第2回「市町合併文書の整理・保存~天草アーカイブズの取り組み~」

(平成29年2月8日,於まなびの館ローズコム(福山市生涯学習プラザ))

「市町合併文書の整理・保存~天草アーカイブズの取り組み~」天草市立天草アーカイブズ橋本竜輝

『広文協通信』第31号19~25頁。

概要

 天草市アーカイブズの取組を通して,基礎自治体における市町合併文書の整理・保存の事例として,個々のケースを紹介しながら,実務の中で見えた課題についても触れ,現状の課題を見つめながら全体の改革を行う必要性を指摘されました。また,大量な合併文書の整理・保存については,現物のみの整理にとらわれがちになるが,長い作業の中で,その先にある組織の業務や機能といったものにも目を向けることが重要であることなど,今後のアーカイブズの方向性も示していただきました。
 研修後に,会場となったローズコム内にある歴史資料室の見学を行いました。最初に福山市情報管理課から歴史資料室についての説明がありました。歴史資料室は,情報管理課のほか,市史編さん事業を担当する秘書広報課,旧福山藩主阿部家文書の管理を担当する教育委員会文化財課の3課で運用しています。福山市では,合併による旧町文書を市内の各施設で分散して管理していますが,このほど,ローズコム4階に歴史資料室を拡充し,分散していた歴史公文書を集約の予定であることなどを説明していただきました。

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

おすすめコンテンツ

この記事をシェアする