広島県では、農林水産業施策の実行計画である「2025広島県農林水産業アクションプログラム」1)を策定しています。この中の林業分野2)では「森林資源経営サイクル」の構築に向けて、年間40 万㎥の県産材を持続的に生産するため、集約化された林業経営適地(傾斜が緩く道から近い等の好条件を備えた事業地)において、主伐後の再造林を確実に実施することとしています。
一方全国ではシカの生息域は拡大しつつあり3)、県内においてもシカの生息域は拡大しているため、今後、シカによる再造林地の食害が増加することが懸念されています。
これまで林業地におけるシカ被害防止対策は、主に侵入防護柵によるものですが、これだけでは十分に被害が防げない場合がありました。
このため、従来の防除技術だけでなく、効果的なシカ被害防止対策として捕獲を主体とした取組が必要とされています。
シカ被害対策には捕獲を中心として、状況に応じ防除を適宜適切に組み合わせることが必要です。
特に捕獲については、実践的でコスト縮減効果が高い捕獲手法で行うことが有効です。そうした捕獲が、本ウェブサイトで紹介する、施業地に出没する個体のみを捕獲する水際捕獲です。
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