【解説】
六の原製鉄場跡(たたら跡)は,県民の森入口の東西を渓流に挟まれた低平な丘陵上に位置する。北側には金屋子神社があり,西の渓流を約100m遡った左岸には,床に木を張る鉄穴洗し(かんなながし)の洗池2か所が残り,砂鉄の採取から製鉄までの遺構が分布する。たたら場は周辺部が削平され,高殿ならびに炉は残っていないが,その地下構造の本床と一対の小舟が明らかにされている。地下構造は,「鉄山秘書」に見られるものより簡略であり,赤目砂鉄を使用する場合の特徴であろうか。文献によると,近世末から明治時代初期まで操業されている。なお,本遺跡の西北や下流の一の原などにもたたら跡が分布しており,後者では小舟が検出された。
名称 | 六の原製鉄場跡 | |
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よみがな | ろくのはらせいてつじょうあと | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 史跡 | |
種類 | ||
所在地 | 庄原市西城町 | |
員数 | ||
指定年月日 | 昭和46年7月30日 | |
構造形式 | 砂鉄の採取から製鉄までの遺構 | |
法量 | ||
公開状況 | 常時公開 | |
交通案内 | ○JR「備後落合駅」から県民の森まで車で15分(約14km) | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
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