【解説】
本出土品は,経筒と厨子に入った木造十一面観音立像からなる。
経筒は16世紀前半を中心にみられる,定型化した六十六部(ろくじゅうろくぶ)回国(かいこく)納経(のうきょう)経筒の特徴を備えている。
回国経筒に仏像を伴う例は,西日本では少ない。県内では,紀年銘(きねんめい)があって完全な形で残り,出土状況まで確認できる唯一の回国経筒である。
本出土品は,16世紀前半の世羅郡のみでなく,戦国時代の安芸や備後地域の社会を解明するための貴重な考古資料である。
名称 | 丸小山経塚出土品 | |
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よみがな | まるこやまきょうづかしゅつどひん | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 考古資料 | |
所在地 | 世羅郡世羅町 | |
員数 | 2点 経筒(蓋付) 1口 厨子入り木造十一面観音立像 1躯 |
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指定年月日 | 平成22年4月19日 | |
構造形式 | ||
法量 | 経筒 高さ 10.1cm,直径 4.5cm 厨子 高さ 9.0cm,幅 3.5cm 木造十一面観音立像 総高 6.9cm |
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公開状況 | 公開 | |
交通案内 | JR「河内駅」から「甲山行」バスで「伽藍橋」下車,南へ約600m | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
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入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
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