【解説】
銅戈は本来柄(え)に対し,直角につけて用いる武器である。本品は中細形で他にあまり例がなく,北部九州で見られる鉄戈に近い形態をしている。この銅戈は両刃で,身に斜行する内ぎみの区(まち)と短い茎(なかご)からなり,鎬(しのぎ)は明瞭でなく樋(ひ)はない。鋒(みね)は丸味をおび鋭さに欠けており実用性に乏しく,儀器として用いられ,弥生時代中期(前1世紀~1世紀頃)頃のものと推定される。この銅戈は「天逆鉾」と言われて御調八幡宮宝物として伝えられ,青木充延の「備後八幡雑記」(文化13年(1816)著)では,同社北方の鉾ヶ峰から出土したと記述されている。
名称 | 銅戈 | |
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よみがな | どうか | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 考古資料 | |
所在地 | 三原市八幡町 | |
員数 | 1口 | |
指定年月日 | 昭和38年4月27日 | |
構造形式 | 青銅製 | |
法量 | 長さ37cm 茎の長さ1.1cm 区部の幅9.6cm 紐かけの孔一辺1~1.2cm |
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公開状況 | 特別公開(事前に連絡必要,0848-65-8652) | |
交通案内 | ○山陽自動車道「三原久井I.C」から車で5分 ○JR「三原駅」から車で20分 |
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関連施設 | 名称 | 御調八幡宮宝物収蔵庫 |
開館時間 | 事前に連絡必要 | |
休館日 | ||
入館料 | 無料 | |
所在地 | 三原市八幡町宮内 | |
電話番号 | 0848-65-8652 | |
交通案内 | ○山陽自動車道「三原久井I.C」から車で5分 ○JR「三原駅」から車で20分 |