【解説】
室町時代の応永13~17年(1406~1410)の間に書写されたもので,各巻奥書に執筆者名と,応永17年11月22日僧清篤が大願主兵衛三郎宗義並びに女,また一部は村上義興を施主として伊予国大浜八幡宮(愛媛県今治市大浜)に奉納した旨が記されている。執筆者は清篤が最も多く(253冊書写),その他29人の人名がみられる。そのうち聖純(28冊書写)は讃岐国豊田郡坂本郷殖田村柏木住の僧であることが知られる。
これらの経巻は天正13年(1585)8月小早川隆景が伊予の領主となったことによって,同年9月18日付をもって隆景から久井稲生神社に寄進されたものである。
版本5巻と寛延年間(1748~1750)同地千光寺と仏通寺において重複書写された6巻を含む。
名称 | 紙本墨書大般若経 附11巻 |
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よみがな | しほんぼくしょだいはんにゃきょう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 典籍 | |
所在地 | 三原市久井町 | |
員数 | 570巻 | |
指定年月日 | 昭和42年5月8日 | |
構造形式 | 紙本墨書,折本 | |
法量 | ||
公開状況 | 非公開 | |
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