【解説】
平安時代の承安5年(1175)に藤原盛時が三島大明神に施入した大般若経。全巻に施入の奥書がある。1行17文字で,界線は墨書である。旋風葉(せんぷうよう)の表装を施したこの経巻は,全巻を同時期に書写したものではないようで,奈良・平安時代初期(8世紀前半)の書風も見える。
天文22年(1553)に栗原六村の氏子により八幡宮に寄進され,以来,栗原八幡神社に伝えられた。櫃の蓋裏に墨書で寄進した旨が記されている。
「天文廿二天癸丑栗原之惣六村願主八幡宮御経五百内六百内住侶潤正月十三日氏子諸人」
名称 | 紙本墨書大般若経 附経櫃1合 中箱18合 |
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よみがな | しほんぼくしょだいはんにゃきょう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 典籍 | |
所在地 | 尾道市西則末町 | |
員数 | 112帖 | |
指定年月日 | 昭和30年1月31日 | |
構造形式 | 紙本墨書,冊子,旋風葉(せんぷうよう) | |
法量 | ||
公開状況 | 非公開 | |
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