【解説】
安土桃山時代(1573~1602)の当世具足の一つ。広島藩家老で茶人として知られる上田宗箇(うえだそうこ)が大坂夏の陣(1615年)の時に着用したと伝えられる。大形の風折烏帽子(かざおれえぼし)形の兜に,鉄の一枚板で作られた胴で,胴の前面と背面には銀箔で日の丸文が描かれている。製作も優れ,保存も良く,安土桃山時代を代表する甲冑である。
※仏胴…当世具足の胴の形式の一種。鉄の一枚板で作られ,仏像の胸のようなところからその
名がある。
名称 | 鉄打出漆塗仏胴腰取胴丸具足 附立浪文陣羽織1領 槍1本 |
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よみがな | てつうちだしうるしぬりほとけどうこしとりどうまるぐそく | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 広島市西区古江東町 | |
員数 | 1領 | |
指定年月日 | 昭和57年2月23日 | |
構造形式 | ||
法量 | 総重量13.250kg 兜/高さ35.5cm 面頬当/ 胴/高さ45.0cm 籠手/ 佩楯/横30.0cm,長さ24.5cm 臑当/高さ22.5cm 陣羽織/肩巾45.5cm,身丈82.0cm 槍身/長さ38.5cm |
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公開状況 | 非公開 | |
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