【解説】
天正9年(1581),可部三入(みいり,広島市安佐北区)に住む刀工・二王真清(におうまさきよ)の作品。中世における中国地方西部の刀工として著名なものには,周防の二王一派,石見の直綱一派があげられるが,安芸国においては見るべき土着の刀工は非常に少ない。わずか室町時代末期(16世紀)に,大山住宗重と二王真清をあげるにとどまる。
二王真清は,可部三入の城主熊谷氏の招きにより周防から移住した古刀芸州刀工中の名工で,その作品は極めて少ないが,本品は相州伝鍛法で作刀した保存のよい傑作である。
名称 | 刀 銘芸州三入住二王真清 天正九年十一月吉日 |
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よみがな | かたな | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 広島市西区古江西町 | |
員数 | 1口 | |
指定年月日 | 昭和45年1月30日 | |
構造形式 | 本造,中鋒,鎬梢高く庵棟,鍛え板目,刃文皆焼 | |
法量 | 刃長67.6cm,反り2.3cm | |
公開状況 | 非公開 | |
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