【解説】
戦国時代の明応2年(1493)に製作された鰐口。本願を明賢とし,大工久信が製作したもので,中世から近世にかけて活躍した廿日市鋳物師の作品とも推定されている。
胴部の中心には複弁蓮華の撞座(つきざ)を鋳出し,これを中心とし四段の円帯を鋳出し,上部懸環を支える二個の突起は先端剣先に表わしている。外縁から二段目の円帯の内側には刻銘がある。中心から外に二段目の円帯は幅広くしかも子持帯となっており,さらに鰐口口縁の両膳の突出が少ないのは,この製作年次を裏づける形態である。均衡のとれた優作である。
名称 | 銅製鰐口 | |
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よみがな | どうせいわにぐち | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 廿日市市原 | |
員数 | 1口 | |
指定年月日 | 昭和42年5月8日 | |
構造形式 | 銅製 | |
法量 | 直径45cm | |
公開状況 | 非公開 | |
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