【解説】
像容は定印を結び,衲衣を通肩(つうけん)に着し,玉眼を入れた坐像で,熊野神社の前身である王子権現に,天文4年(1535)三吉致高・同高勝が奉納した典型的な本地仏である。厚い衣の襞など,うねりが大きく重たい感じで,室町時代後期(16世紀)の特徴をよく示しており,同時代の基準作となりうる貴重な仏像である。
※衲衣(のうえ)…僧などが着る一枚布の衣
※玉眼(ぎょくがん)…眼球部をくりぬいて内側から凸レンズ状の水晶をはめたもの
※定印(じょういん)…阿弥陀如来に特徴的な印相の中で悟りを表わす印相
名称 | 木造阿弥陀如来坐像 | |
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よみがな | もくぞうあみだにょらいざぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 三次市畠敷町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 平成2年12月25日 | |
構造形式 | 檜材,一木造(像身),玉眼,上から蓮台・円形敷茄子・八花形反花座・八花形二重框座から成る蓮華座 | |
法量 | 像高18.3cm | |
公開状況 | 広島県立歴史民俗資料館に寄託,事前に連絡必要 | |
交通案内 | ○JR「三次駅」から「廻神経由有原行」バスで「風土記の丘入口」下車 ○JR「三次駅」から車で15分 ○JR「塩町駅」から車で10分 ○中国自動車道「三次I.C」から車で10分 |
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関連施設 | 名称 | 広島県立歴史民俗資料館 |
開館時間 | 9時~17時(入館は16時30分まで) | |
休館日 | 月曜日(休日の場合は開館),12月28日~1月4日 | |
入館料 | 一般200円(160円),大学生150円(120円),高校生以下は無料 ※( )は20人以上の団体,企画展は別料金 |
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所在地 | 三次市小田幸町 みよし風土記の丘内 | |
電話番号 | 0824-66-2881 | |
交通案内 | ○JR「三次駅」から「廻神経由有原行」バスで「風土記の丘入口」下車 ○JR「三次駅」から車で15分 ○JR「塩町駅」から車で10分 ○中国自動車道「三次I.C」から車で10分 |