【解説】
法界定印(ほうかいじょういん)を結ぶ結跏跌坐(けっかふざ)の胎蔵界大日如来である。檜材寄木造である。頭頂には余り高くない宝髻(ほうはつ)があるが,これは別造りで地髪部に矧(は)ぎ合わす。金剛界の像とは彫技や製作技法も異なり,別人の作とみられるが,胎・金二界の大日如来が遺存することは珍しく,平安時代(794~1191)の作ということとあいまって重要な作例と考えられる。
名称 | 木造大日如来坐像胎蔵界 附光背 |
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よみがな | もくぞうだいにちにょらいざぞうたいぞうかい つけたりこうはい |
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指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
員数 | 1躯 | |
指定年月日 | 昭和62年12月21日 | |
構造形式 | 寄木造,舟形板光背 | |
法量 | 像高90.0cm,膝張68.0cm,台座高118.0cm | |
公開状況 | 宝物館で公開 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 | |
関連施設 | 名称 | 浄土寺宝物館 |
開館時間 | 9時~16時30分 ※入館希望者は浄土寺に申込 |
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休館日 | 無休 | |
入館料 | 400円 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
電話番号 | 0848-37-2361 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 |