ページの先頭です。 メニューを飛ばして本文へ

広島県の文化財 - 木造不動明王立像(廿日市市原)

木造不動明王立像

【解説】
県内には数少ない鎌倉彫刻である。
頭髪は莎髻(しゃけい)につくり,頭頂には蓮華を頂かせている。髪は左肩に垂らせ,耳は長大につくる。目は木眼につくるが,明王の鋭さを表わす。口は固く閉じているが,牙が上下より一本ずつ現われて忿怒(ふんぬ)の相を示す。肩はいかり,力量観に充つ。右手は腰に上げ,剣を持つ手首を欠し,左手は下げて条索(じょうさく)を持つ手を失している。なお,裳先(背面)を人為的に切り取られ,両足先も欠しているが,用材の巧妙さと肩衣,裳袴(もはかま)の彫刀の鋭さは,本像の動的表現を巧みに具現している。その力強さは鎌倉彫刻の明王,力士像に見る特徴を充分に窺わすものを残している。

名称 木造不動明王立像
よみがな もくぞうふどうみょうおうりゅうぞう
指定 県指定
種別 重要文化財
種類 彫刻
所在地 廿日市市原
員数 1躯
指定年月日 昭和60年12月2日
構造形式 一木造
法量 像高68.0cm
公開状況 非公開
交通案内  
関連施設 名称  
開館時間  
休館日  
入館料  
所在地  
電話番号  
交通案内  

みなさんの声を聞かせてください

満足度 この記事の内容に満足はできましたか? 
容易度 この記事は容易に見つけられましたか?