【解説】
寛元3年(1245),鎌倉時代の作。寄木造。呵形(あぎょう)力士,吽形(うんぎょう)力士の二躯(一対)からなる。作者は僧昌快(しょうかい)と記される。県内の指定仁王像の中では最古のものである。
呵形力士は,頭部・胴体から左脚にかけて一木彫成し,両腕はともに肩に鎹(かすがい)止めしてある。口を開いて歯を表わし,眼は木彫に造る。右側裳垂れ,右足すねは寄木に造り鎹(かすがい)にて止め,背刳(せぐり)覆板は鎹で胴体に固定している。右肘先,左手先を欠失,両足先は後補である。
吽形力士は頭部・胴部・脚部を一木彫成し,腕部は肩に於いて寄木,背部及び腰部にかけて背刳して板をはめこみ,鎹にて止めている。その一枚の三角形の板の内面に造像銘が記されている。口を閉じ筋骨隆々たる忿怒(ふんぬ)の力士像で眼は木彫に造る。彫法技法は呵形力士とほとんど同彫である。両足先,右手先などを欠失する。
名称 | 木造仁王立像 | |
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よみがな | もくぞうにおうりゅうぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 福山市駅家町 | |
員数 | 2躯 | |
指定年月日 | 昭和57年2月23日 | |
構造形式 | ||
法量 | 阿形力士/像高190cm 吽形力士/像高182.5cm |
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公開状況 | 外部からの見学可能 | |
交通案内 | ○JR「駅家駅」から県道中野駅家線の「毘沙門」バス停で「服部方面行」バスに乗り「新山」下車,西北へ約2km | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
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入館料 | ||
所在地 | ||
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