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広島県の文化財 - 絹本著色十六善神像(世羅郡世羅町)

絹本著色十六善神像

【解説】
十六善神とは,大般若経を守護する護法善神で,釈迦如来らと共に描かれた画幅は,大般若会の本尊としていくつか遺存している。
この絵も他によく見られる構図で描かれており,法衣を通肩(つうけん)にかけ施無畏(せむい)印を結び獅子座に坐った中尊釈迦如来を中心に,その頭部に円光をあらわしている。釈迦の下方左右には,文殊菩薩,普賢菩薩等四菩薩と毘盧博叉善神(びるはしゃぜんしん)等の十六善神を配し,最下方に玄奘(げんじょう)三蔵法師の求法の姿と鬼像を描いている。釈迦の上方には,暈繝(どんらん)彩色と見られる天蓋を描き懸げている。剥落の部分はあるが補筆はなく,よく当初の状態をとどめた室町時代末期(16世紀)の作である。
龍華寺は今高野山ともいい,大田庄の中核寺院であった。

名称 絹本著色十六善神像
よみがな けんぽんちゃくしょくじゅうろくぜんしんぞう
指定 県指定
種別 重要文化財
種類 絵画
所在地 世羅郡世羅町
員数 1幅
指定年月日 昭和53年10月4日
構造形式 絹本著色,軸装
法量 縦101.4cm,横49cm
公開状況 非公開(8月20日のみ公開)
交通案内 ○JR「尾道駅」,「河内駅」から「甲山行」バスで終点下車,約700m
関連施設 名称 今高野山龍華寺収蔵庫
開館時間 毎年8月20日の13時~17時
休館日 8月20日以外
入館料  
所在地 世羅郡世羅町大字甲山
電話番号 0847-22-0840
交通案内 ○JR「尾道駅」,「河内駅」から「甲山行」バスで終点下車,約700m

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