【解説】
江戸時代後期(18世紀後半~19世紀初め)に描かれたもので,芸北出身の幕末の狩野派画家,佐々木古仙斉の作ではないかと推定されている。
古くから中国山地は砂鉄を原料とした製鉄が盛んであったが,江戸時代の「たたら製鉄」の状況をいきいきと描いた珍しい作品である。砂鉄の輸送から「ずく(銑鉄)」「けら(鋼鉄)」を作る「高殿たたら」での生産の様子を描く巻と,「かんば(鉄山事務所)」と鍛冶場の巻の二巻に分かれており,最後の部分に「たたら」と鍛冶場で使った種々の道具類が描かれている。描写はきわめて写実的で,鉄山研究の貴重な資料である。
名称 | 紙本著色隅屋鉄山絵巻 | |
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よみがな | しほんちゃくしょくすみやてつざんえまき | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 絵画 | |
所在地 | 山県郡安芸太田町 | |
員数 | 2巻 | |
指定年月日 | 昭和36年4月18日 | |
構造形式 | 紙本著色巻子装 | |
法量 | 第一巻長さ740cm,幅24cm。第二巻長さ760cm,幅24cm。 | |
公開状況 | 非公開 | |
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