【解説】
室町時代中期(15世紀)に製作された,弘法大師の一生を説く絵伝である。この類の絵伝は各地に多く残されているが,この絵は各部分とも力強い筆致のみごとな絵伝である。
第一軸は「大師誕生から久米寺感経」まで,第二軸は「入唐から清水写書」まで,第三軸は「恵果拝謁から三鈷抜擲」,第四軸には「応天文投筆から二荒日光まで」,第五軸には「東寺勅賜から二間修法」まで,第六軸には「高野尋入から入定御廟拝見」まで,第七軸と第八軸は2幅1組でストーリーがつくられ「陸博参詣」と第八軸「法皇行幸」が描かれている。また,図の下から上へストーリーが展開している。
名称 | 絹本著色弘法大師絵伝 | |
---|---|---|
よみがな | けんぽんちゃくしょくこうぼうだいしえでん | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 絵画 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
員数 | 8幅 | |
指定年月日 | 昭和30年3月30日 | |
構造形式 | 絹本著色 | |
法量 | 縦152cm,横96cm | |
公開状況 | 浄土寺宝物館(0848-37-2361)に展示(展示替えにより見学できない場合あり) 時間:8時30分~17時,入館料:400円 ※入館希望者は浄土寺に申込 |
|
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |