【解説】
戦国時代の永禄12年(1569)に建てられた唐様の仏堂である。江戸時代中期(17世紀後半~18世紀前半)と明治末期に大きな改造を受け,天井,建具は失われ,低い床が張られ,屋根,入口,仏壇の向きが替えられる等の変更が加えられているが,建具を除いては当初の形態がよく残っている。
建築形態はとくに贅を凝らしたものではないが,時代の特色をよく示している。
大慈寺は吉舎東方山中にあり,応永28年(1421)に和知信濃守氏実によって開かれた禅宗寺院である。開山の宗綱は三原市の佛通寺開山愚中周及の高弟であったという。観音堂は永享11年(1439)に和知時実が建立したが,その後焼失し永禄12年に再建された。
名称 | 大慈寺観音堂 附厨子1基 棟札2枚 |
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よみがな | だいじじかんのんどう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 建造物 | |
所在地 | 三次市吉舎町 | |
員数 | 1棟 | |
指定年月日 | 平成元年11月20日 | |
構造形式 | 方三間,入母屋造,薄板鉄板葺,唐様仏堂 | |
法量 | ||
公開状況 | 外観常時公開。内部は事前に問い合わせ必要(大慈寺:0824-43-2129) | |
交通案内 | ○JR「吉舎駅」から南東に約3.1km | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
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入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |