【解説】
この建物は,もと地元有力者の住宅として建造されたものを寄進し寺院としたものと思われ,室町時代後期(15世紀後半~16世紀)の住宅建築を知る上で貴重な遺構である。また,当初の位置に立つ付の山門1棟は,四脚門で安土桃山時代(1573~1602年)の建造。冠木(かぶき)上の蟇股(かえるまた)は時代色をよく表している。
安楽院は今高野山の子院で,もとは今高野山総門から龍華寺へ至る坂の左手にあった。昭和29年(1954),近所からの出火により一部焼損したため,昭和40年(1965)に現在地の大師堂脇へ移築された。
名称 | 安楽院本堂 附三門1棟 |
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よみがな | あんらくいんほんどう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 建造物 | |
所在地 | 世羅郡世羅町 | |
員数 | 1棟 | |
指定年月日 | 昭和30年1月31日 | |
構造形式 | 寄棟造。書院造 | |
法量 | 桁行12.3m,梁間11.0m | |
公開状況 | 内部は許可が必要 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」,「河内駅」から「甲山行」バスで終点下車,500m | |
関連施設 | 名称 | |
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