【解説】
校子(あぜこ)の断面形式や材料の古さ,風蝕のぐあい,それに校子上の斗組(ますぐみ)の風格等から考えて,室町時代末期(16世紀)に三吉氏によって寄進建築されたものと思われる。床下及び軒以上の屋根は後世の改修である。
枇杷板(びわいた)に胡粉(ごふん)下地の上に墨で絵が描かれ,入母造(いりもやつくり)に向拝付(こうはいつき)という屋根の形態とともに,校倉建築では珍しい例となっている。
熊野神社は旧名若一皇子(わかいちおうじ)神社と言い,中世にはこの地方の領主であった三吉氏の尊崇をうけていた。
名称 | 熊野神社宝蔵 | |
---|---|---|
よみがな | くまのじんじゃほうぞう | |
指定 | 県指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 建造物 | |
所在地 | 三次市畠敷町 | |
員数 | 1棟 | |
指定年月日 | 昭和28年10月20日 | |
構造形式 | 校倉,入母屋造,桟瓦葺 | |
法量 | ||
公開状況 | 外観は常時公開 | |
交通案内 | ○JR「三次駅」から三次市内循環バスで「熊野神社口」下車,北へ約600m | |
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |