【解説】
帝釈峡の石灰岩地帯では,昭和36年(1961)の調査以降石器時代の岩陰・洞窟遺跡が多数分布することが明らかとなった。なかでも寄倉岩陰遺跡は,帝釈始終地区の東端,帝釈川左岸に位置し,西面した石灰岩の岩陰にそって,長さ30m,幅15m以上の規模をなしている。縄文時代から鎌倉時代(1192~1332)にわたる遺物を出土しているが,とくに縄文時代(紀元前約1万年前~紀元前300年頃)の文化層が厚く,縄文時代早期から晩期にいたる各種の遺物が,きちんとした層序をなして出土しており,中四国地方の縄文土器編年の基準となる重要な遺跡である。縄文時代後期末から晩期にかけての文化層では,約50体にのぼる人骨が集積された状態で検出されている。
名称 | 寄倉岩陰遺跡 | |
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よみがな | よせくらいわかげいせき | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 史跡 | |
種類 | ||
所在地 | 庄原市東城町 | |
員数 | ||
指定年月日 | 昭和44年4月12日 | |
構造形式 | ||
法量 | ||
公開状況 | 常時公開 | |
交通案内 | ○中国自動車道「東城I.C」から車で20分(帝釈郷土館の近く) | |
関連施設 | 名称 | 帝釈峡博物展示施設「時悠館」 |
開館時間 | 9時30分~17時00分 | |
休館日 | 毎週水曜日(祝日の場合は翌日),12月28日~1月4日 | |
入館料 | 大人(高校生以上)400円,小人(小・中学生)200円 | |
所在地 | 庄原市東城町帝釈未渡 | |
電話番号 | 08477-6-0161 | |
交通案内 | ○中国自動車道「東城I.C」から車で20分 ○駐車場あり(シーズンにより有料) |