【解説】
日吉神社は,鎌倉時代(1192~1332)に関東から地頭として西遷し土着した山内氏の崇敬が深く,この鎧は永禄元年(1558)に甲山城主山内首藤隆通が奉納したと言われる。脇楯を付け四間の草摺(くさずり)を垂れた鎧で,小札頭(こふだがしら)が尖(とが)りごころで胴は下窄り,阿古陀形(あこだがた)の筋兜などから見て室町時代(1333~1572)における末期式正鎧の特色が強い。鳩尾板を欠失するが,当初の状態を保って伝存することは珍しく貴重で,かつ製作精緻で技巧も優れている。
名称 | 赤糸威鎧 (兜・大袖付) |
|
---|---|---|
よみがな | あかいとおどしよろい | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 庄原市山内町 | |
員数 | 1領 | |
指定年月日 | 昭和45年5月25日 | |
構造形式 | 黒漆塗本小札・威毛緋糸・立挙前二段・後三段・長側四段・草摺脇楯とも四間五段・金具廻韋所獅子牡丹文染韋包・脇楯壺板・大袖七段・笄金物付・兜鉄阿古陀形黒漆塗四十六枚張四十二間筋鉢・●五段・鍬形・吉字透前立・栴檀板付・鳩尾板欠 ●は革へんに毎 |
|
法量 | 胴高33.5cm,胴廻87cm,大袖高47.5cm,大袖巾35cm,兜鉢高12.5cm,兜鉢《けい01》22cm | |
公開状況 | ||
交通案内 | ||
関連施設 | 名称 | |
開館時間 | ||
休館日 | ||
入館料 | ||
所在地 | ||
電話番号 | ||
交通案内 |