【解説】
行道(練供養,ねりくよう)とは,仏像を奉じ行列を組んで練り歩くもので,この時に使用される面が行道面である。
13面のうち,獅子頭と馬頭(うまがしら)は平安時代後期(12世紀),菩薩面8面及び比丘(びく)面2面は鎌倉時代前期(13世紀),如来面は室町時代(1333~1572)の作である。獅子頭と馬頭は類例希な遺例で,菩薩面及び比丘面は慶派風の上質な作である。胡粉が残っており,旧は彩色が施されていた。菩薩面の一部の冠には金泥が残っている。
破損は著しいが平安時代後期の作である菩薩面3面が附指定となっている。
名称 | 木造行道面附木造菩薩面 | |
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よみがな | もくぞうぎょうどうめん | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 彫刻 | |
所在地 | 三原市八幡町 | |
員数 | 13面 | |
指定年月日 | 平成14年6月26日 | |
構造形式 | 楠材,旧は彩色あり | |
法量 | 獅子頭:高さ30.0cm 馬頭:長さ53.1cm 菩薩面:縦20.0~20.5cm,横21.0~22.0cm 比丘面:縦29.0cm,横21.0~22.0cm 如来面:縦33.5cm,横20.0cm |
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公開状況 | 事前に連絡必要 | |
交通案内 | ○山陽自動車道「三原久井I.C」から車で5分 ○JR「三原駅」から車で20分 |
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関連施設 | 名称 | 御調八幡宮宝物収蔵庫 |
開館時間 | 事前に連絡必要 | |
休館日 | ||
入館料 | 無料 | |
所在地 | 三原市八幡町宮内 | |
電話番号 | 0848-65-8652 | |
交通案内 | ○山陽自動車道「三原久井I.C」から車で5分 ○JR「三原駅」から車で20分 |