【解説】
鎌倉時代,文永11年(1274)製作。
本図のように涅槃に関係の深い多くの説話を図のまわりに廻らしている例は少ない。図の左側八段には主として入涅槃前の事蹟を,右側には涅槃後摩耶夫人に対する再生説法の場面を中心に描いている。
本図は古典的涅槃図の構成を脱して次第に数多くの禽獣を描きこむ過程を示している点にも注目され,人物描写にも新渡(しんと)の宋画の暈(ぼかし)どりを用いている。
名称 | 絹本著色仏涅槃図 左右下の各縁に涅槃の諸相がある 附旧軸木1本 文永十一年粉河寺僧随覚房云々の記がある |
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よみがな | けんぽんちゃくしょくぶつねはんず | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 絵画 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
員数 | 1幅 | |
指定年月日 | 昭和43年4月25日 | |
構造形式 | ||
法量 | 縦174.5cm,横133.5cm | |
公開状況 | 浄土寺宝物館に展示(展示替えにより見学できない場合あり) | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 | |
関連施設 | 名称 | 浄土寺宝物館 |
開館時間 | 9時~16時30分 ※入館希望者は浄土寺に申込 |
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休館日 | 無休 | |
入館料 | 400円 | |
所在地 | 尾道市東久保町 | |
電話番号 | 0848-37-2361 | |
交通案内 | ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「浄土寺下」下車 |