【解説】
この塔はほぼ純和様を基調としており,戦国時代の大永3年(1523)創建と伝えられる。重層で屋根は上下とも方形であるが,下層方形の屋根の上にまんじゅう形の亀腹(かめばら)があり,それにつれて上層は柱が円形で配列されている。軸部まわりの組物まで円形で,それから上の大仏様の組物手先は放射状に配され,軒桁で方形に取り合わせている。
多宝塔はインドにおける仏の墳墓であるスツーバ(卒塔婆)から発した塔の一形式で,この塔を特色づける亀腹は墳丘の名残りである。
名称 | 厳島神社多宝塔 附棟札1枚(安永五年四月) |
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よみがな | いつくしまじんじゃたほうとう | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 重要文化財 | |
種類 | 建造物 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 1基 | |
指定年月日 | 明治34年8月2日 昭和38年12月26日(棟札2枚追加指定) |
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構造形式 | 三間多宝塔,こけら葺,高さ15.6m | |
法量 | ||
公開状況 | 常時公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
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所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |