【解説】
この大鎧は,小札(こざね)の幅が著しく広く,威毛(おどしげ)も幅広く,胴も裾広がりで雄大である。一枚張鉢伏のいかめしい星兜と合わせて,総体に豪壮で古雅の趣がある。社伝に源為朝所用というが,染めの韋(かわ)の文様,金具まわりの形状あるいは文金物の手法,兜鉢の頂辺(てへん)の孔が大きく●(しころ)の杉立形の形状,大袖が六段あり水呑の緒環など古式で,平安時代末期(12世紀後半)をくだらぬ頃の製作と認められ,原形もよく保たれている。
●は、革へんに毎
名称 | 小桜韋黄返威鎧 (兜,大袖付) |
|
---|---|---|
よみがな | こざくらかわきがえしおどしよろい | |
指定 | 国指定 | |
種別 | 国宝 | |
種類 | 工芸品 | |
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
員数 | 1領 | |
指定年月日 | 明治32年8月1日(重要文化財指定) 昭和26年6月9日(国宝指定) |
|
構造形式 | 一枚張筋伏せ | |
法量 | ||
公開状況 | ○厳島神社宝物名品展で一部公開 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km | |
関連施設 | 名称 | 厳島神社宝物館 |
開館時間 | 8時~17時 | |
休館日 | なし | |
入館料 | 一般300円(250円),高校生200円(150円),小・中学生100円(70円) ※( )は50人以上の団体,特別展は別料金 |
|
所在地 | 廿日市市宮島町 | |
電話番号 | 0829-44-2020 | |
交通案内 | ○宮島桟橋から南西へ約1km |