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広島県の文化財-木造阿弥陀如来及び両脇侍立像

saigouji-amidasanzonzou
 (撮影 写真家 村上宏治)
【解説】
 本三尊像は,時宗(じしゅう)寺院・西郷寺の本堂本尊で,阿弥陀如来像を中尊として,前傾の観音菩薩像と勢至(せいし)菩薩像を脇侍とする,来迎形(らいごうぎょう)の阿弥陀三尊像である。檜材。寄木造。阿弥陀如来像は,ふくよかな顔貌,矩形のがっしりした体躯に緩やかな衣文線(えもんせん)が施され,立体的で端正な造形を持つ。両脇侍像は,髻(もとどり)の高い細身の像容で,随所に細かな部材を組み合わせて破綻のない微妙な姿態が生み出され,絵画的な律動感がある。いずれも仏師の優れた造形感覚と高い技術を読み取ることができる。
 平成25・26年の保存修理の際,両脇侍像の像内から印仏(いんぶつ)が発見され,その中に弘安8年(1285)の年紀が確認された。納入品は造像当初のものと見られ,本三尊像は同年に制作されたと考えられるに至った。
 以上より,本三尊像は,制作優秀であるとともに,年代の明らかな来迎形阿弥陀三尊像の基準作に位置付けられるため,本県の彫刻史上特に重要な作品であると評価できる。
 また,印仏を始めとする納入品も,本三尊像の由緒・伝来を示す重要な資料である。

名称

木造阿弥陀如来及び両脇侍立像
 附
観音菩薩像内納入品 阿弥陀如来印仏 十五枚
勢至菩薩像内納入品 阿弥陀如来印仏 包紙添 十一枚 内一枚に弘安八年二月の記がある
阿弥陀如来像内納入品(追納)
一、台座光背寄進状 包紙添 一通
一、位牌 一柱

よみがな もくぞうあみだにょらいおよびりょうきょうじりゅうぞう
指定 県指定
種別 重要文化財
種類 彫刻
所在地 尾道市東久保町
員数 3躯
指定年月日 令和元年10月21日
構造形式 檜材,寄木造,金泥塗り,截金,玉眼嵌入
法量 阿弥陀如来立像(中尊) 像高:98.9cm 髪際高:91.8cm
観音菩薩立像(左脇侍) 像高:66.3cm 髪際高:55.8cm
勢至菩薩立像(右脇侍) 像高:66.4cm 髪際高:55.7cm
公開状況 事前に連絡必要(0848-37-2264)(西郷寺本堂開堂時は拝観可能)
交通案内 ○JR「尾道駅」から「尾道市内本線東行」バスで「防地口」下車,北東へ約250m
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