フレイルとは、年齢とともに心身の活力が低下し、要介護状態となるリスクの高くなった状態のことです。
当圏域の健康寿命は、県全域と比較すると、男性-0.56年、女性-0.61年低いことがわかっています(※)。
これからも元気に過ごすためには、早期のフレイル対策が欠かせません。
まずは、5つの質問でご自身のフレイル危険度を測定してみましょう。
これらの質問に対し、3項目以上「はい」であれば、フレイルの可能性があります。
2項目以下の場合も安心はできません。次からの予防ポイントを意識して生活を送りましょう。
フレイルの可能性があった方でも、まだまだこれから健康に戻ることができます。
加齢だけでなく、疾病、運動不足などにより、徐々にフレイルは進行してしまいますが、人とのつながりを大切にし、よく食べ、よく動くことで体は健康に戻っていきます。
フレイル状態とは、社会とのつながりが減ってくることにより、ドミノのように連鎖していきます。
そのため、1つ目のフレイル予防のポイントは社会参加です。
人とのかかわりが減ってきていると感じる方は、麻雀、ゴルフ、カラオケなど、まずは趣味のつながりから、外に出て人とのつながりを取り戻しましょう。
特に趣味がないという方は、お住まいの自治体のイベントに参加するのもおすすめです。
※「さあ、にぎやかにいただく」は、東京都健康長寿医療センター研究所が開発した食品摂取の多様性スコアを構成する10種の食品群の頭文字をとったもので、ロコモ チャレンジ!推進協議会が考案した合言葉です。
2つ目のフレイル予防のポイントは栄養・口腔です。
元気で長生きするには、この合言葉を意識して、様々な食品をバランスよく摂取することが大切です。
筋力低下の予防には、筋肉のもとになるタンパク質の摂取が大切です。さかな・にく・たまご・だいずには、タンパク質が多く含まれます。
また、人と一緒に食事をすると、自分が食べる習慣のない食材にも向き合えます。
筋力などの身体機能の低下より先に、口の機能が衰えることからフレイルは始まります。
最初に現れる機能低下のサインですので、早めに発見して適切な対応をすることが重要です。
通いの場では口腔体操、かかりつけ歯科医では歯科検診や訪問歯科診療を行っているところもありますので、通いの場への参加や歯科受診をお勧めします。
広島県歯科医師会ホームページ|一般社団法人 広島県歯科医師会 (hpda.or.jp)
三原市では、「いきいき百歳体操」の普及啓発を行っています。「いきいき百歳体操」とは高知市ではじまったおもりを使った筋力体操です。いすに座って、DVDを見ながら約30分かけて行います。
詳細は始めてみませんか、いきいき百歳体操! - 三原市ホームページ (city.mihara.hiroshima.jp)
尾道市では、行政と住民が一体となって超高齢社会を共に乗り切っていくため、「シルバーリハビリ体操事業」を実施しています。ボランティアで地域の高齢者に体操を指導する「シルバーリハビリ体操指導士」の養成を通じて、体操の普及と介護予防、住民主体の地域づくりを進めています。
世羅町では、介護予防に関する知識の習得や体力維持を目的とした運動など介護予防のための教室を行っています。積極的にご参加ください。なお、定員人数や、下表の各種教室以外にも健康や介護予防に関する活動なども行っていますので、お気軽に世羅町福祉課へご相談ください。
詳細は介護予防 - 世羅町ホームページ (town.sera.hiroshima.jp)
電話番号 | 住所 | |
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三原市高齢者福祉課 | 0848-67-6055 | 三原市港町3丁目5番1号 |
尾道市高齢者福祉課 | 0848-38-9137 | 尾道市久保1丁目15番1号 |
世羅町福祉課 | 0847-25-0072 | 世羅町大字本郷947番地 |