道徳的価値の自覚を深める学習指導案を作成するには,まず次のことを明確にしなければならない。
言い換えれば,「児童が持っている道徳的価値観をどの段階まで高めるのか」ということである。このことは,授業の成否を大きく左右する。
次に,ねらいとする道徳的価値に迫るために,
ことが必要になる。ここで注意しなければならないのは,何のために資料を分析するのかということである。本校では,次の2つのことを目的としている。
この目的を達成するためには,道徳的価値に関わるキーワードを抽出することが不可欠になる。
また,キーワードを通して道徳的価値の推移を学習指導案の中に明記することが大切である。
事前検討会は,学習指導案の作成のポイントに従ってすすめられるべきである。限られた時間の中ですすめていくためには,どこに焦点化するのかが重要になってくる。本校では,次の3つを中心に検討している。
また,「教師の指導力向上」という観点から,次のことに取り組んだ場合もある。
いずれにせよ,「道徳的価値の自覚を深める」という目的を忘れてはならない。
研究協議会では,討議の柱を立てるのが一般的である。本校では,当然のことながら,「道徳的価値の自覚を深めることができたのか」ということが討議の柱となる。
では,このことを検証していくためにどの部分に着目していけばよいか。着目すべき点は,2つある。
研究協議会を充実したものにしていくためには,研究仮説及び事前検討会の内容をふまえたもので
なければならない。したがって,
が,その中心となる。
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