Team WISH

A-pfeileアフィーレ広島 集合写真

Team WISHとは、スポーツアクティベーション広島(SAH)が県内の25のトップスポーチームと連携して、県民全体でスポーツを応援する広島横断型スポーツ応援プロジェクトです。

広島ならではの新たなスポーツの楽しみ方を提供し、広島県民と県内のあらゆるスポーツチーム・選手が、より身近な存在になり、そして「より元気に、より豊かに、より笑顔になる未来」を目指します。

推しチーム

A-pfeile(アフィーレ)広島

A-pfeile広島

創立2013年

選手数 約46名(2025年10月)

国内でも珍しい、さまざまな種目を有する障がい者サッカークラブとして2013年に設立された「A-pfeile(アフィーレ)広島」。現在は、アンプティサッカー(AFC)、ブラインドサッカー(BFC)、電動車椅子サッカー(PFC)、フレームフットボール(FFC)、ソーシャルフットボール(SFC)、ウォーキングフットボール(WFC)の6種目のチームを運営しています。その中の1つ、四肢切断者がプレーするアンプティサッカーチームには、広島県出身を中心に10人の選手が所属しています。

アンプティサッカーの試合風景

「楽しくサッカーする。選手一人ひとりのアンプティサッカーの在り方を大切にする」をチームコンセプトに掲げて、選手は仕事と両立させながら、北広島町「都谷の丘芝生グラウンド」を拠点として練習に励んでいます。10・11月に控えるリーグ戦や全日本選手権に向けてチーム練習を重ねる広島県出身の齋藤義則選手に、チームやアンプティサッカーについて尋ねました。

ボールを蹴る様子

イチオシ選手インタビュー

齋藤 義則 選手

齋藤さいとう 義則よしのり 選手

A-pfeile広島

広島県広島市出身。A-pfeile広島へは加入して約10年。アンプティサッカーチームに所属。ポジションはDF。

インタビュー受ける齋藤選手

アンプティサッカーをもっと知ってもらえるように

アンプティサッカーはゴールキーパー1人とフィールドプレーヤー6人の7人制で、アフィーレには現在女子選手はいないのですが、年齢も性別も問わずプレーできるサッカーです。チームには日本代表に選ばれているゴールキーパーをはじめ10人の選手が所属していて、練習や全国各地での試合のほか、試合時や学校などでの体験会を通してアンプティサッカーの普及にも務めています。

ボールを蹴る齋藤選手

チームに所属したばかりの頃は勝利にこだわってプレーしていましたが、チームも成長して各選手も経験を積み、結果も出てくるようになりました。今は「みんなで楽しくサッカーする」ことを第一に、一戦一勝を掲げてプレーしています。10月には西日本アンプティサッカーのリーグ戦、11月には全日本選手権があるため、チーム練習と自主練習を重ねながら試合に向けて準備しています。

試合中の齋藤選手

僕は中学・高校・大学とサッカーをしていた経験者ですが、チーム内には未経験からアンプティサッカーを始めた選手もいます。試合でチームが苦しい展開のときには、自分がプレーで引っ張っていけるようにしていきたいですね。あと、障がい者サッカーの中でもブラインドサッカーはパラリンピックの種目でもあるので認知度が高いですが、アンプティサッカーはまだまだマイナースポーツです。もっと多くの方に知ってもらえるように取り組んでいきたいと思っています。

座り込んで話をする選手たち

インクルーシブに皆が楽しめるスポーツ

選手がクラッチと呼ばれる医療用の杖で身体を支えながら片足でドリブルやシュートを次々と決めていくスピード感とダイナミックさが魅力で、障がい者や健常者に分かれることなく、年齢や性別を問わずに楽しめるインクルーシブスポーツとして発展を続けているアンプティサッカー。「選手はみんな優しくチームの雰囲気も穏やか。若い世代の人にもぜひチームに入って一緒に盛り上げていってほしい。選手募集中です!」と齋藤さんは笑顔で話します。

もっと笑顔にひろしまを。スポーツの力で!

スポーツアクティベーションひろしま(SAH)とは、スポーツの力で広島を元気に、そして、笑顔になってもらうために広島県が設置したスポーツコミッションです。

スポーツアクティベーションひろしま(SAH)では、Team WISHなどの取組を行っています。広島のスポーツ情報を通じて、県民がスポーツを通して笑顔になるような情報を発信しておりますので、ぜひ公式サイトをご覧下さい。

スポーツアクティベーションひろしま

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