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1-2-2.成羽川ブロック利水に関する現状と課題

印刷用ページを表示する掲載日2011年12月1日

 成羽(なりわ)川ブロックにおける河川水の利用については,現在,農業用水としてかんがいに利用されているほか,東城(とうじょう)町,油木(ゆき)町の水道用水や帝釈(たいしゃく)川発電所などにおいて発電用水として利用されています。また,成羽川本川をはじめ22河川に漁業権が設定されており,アユ,マスなどが対象魚種になっています。異常渇水となった平成6年には,流量は例年に比べて少なくなったものの,地域住民の生活や動植物の生息・生育環境などに大きな影響を与えるような事態に至らなかったことなどから,河川流況は比較的良好であると考えられます。成羽(なりわ)川本川の手入(てにゅう)観測所(油木町手入地区)の昭和46年から平成10年(昭和47年は欠測)まで27年間の流量観測に基づく流況は下表のとおりです。

表-1.2 手入観測所流況表 (立方メートル毎秒)

流況 豊水 平水 低水 渇水 最小 年平均 流域面積 備考
流量
平均流量 10.03立方メートル毎秒 5.67立方メートル毎秒 3.69立方メートル毎秒 2.26立方メートル毎秒 1.80立方メートル毎秒 9.48立方メートル毎秒 279.3平方キロメートル 昭和46年~平成10年
各流況の 7.35立方メートル毎秒 3.36立方メートル毎秒 2.25立方メートル毎秒 1.14立方メートル毎秒 0.78立方メートル毎秒 5.74立方メートル毎秒
1/10流量

(注)1/10流量とは,「10年に1回程度発生する流量」を示しています。各流況(豊水~年平均)は,観測所の観測結果から,各年に1つづつ決まります。手入観測所では,昭和46年~平成10年(昭和47年欠測)までの27年間の観測結果を用いているため,各流況の流量は27個あります。手入観測所の1/10流量は,27個ある各流況の流量を小さい方から並べ,3番目に相当する流量になります。

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