森林作業道の作設について
1 森林作業道の作設について
木材を安定的に供給し、森林の有する多面的機能を持続的に発揮していくために必要な造林、保育、間伐、主伐等の施業を効率的に行うためには、現場状況に合った適切な作業システムを構築するとともに、それに応じた森林作業道等の路網を整備していくことが大変重要となります。
また、地域の特性に応じた路網作設技術により、継続的な使用が可能な耐久性の高い森林作業道などを主体とした路網整備を進めていく必要があります。このため、広島県では、森林作業道を作設する上で考慮すべき最低限の事項を目安として示すものとして、「広島県森林作業道作設指針」を作成しています。
2 広島県森林作業道作設指針の概要
森林作業道とは、間伐等による木材の集材及び搬出並びに主伐後の再造林等の森林整備に継続的に用いられる道です。森林作業道は目標とする森林づくりのための基盤であるため、対象区域で行う森林施業を見据え、安全な箇所に、作設費用を抑えて経済性を確保しつつ、繰り返しの使用に耐えるように丈夫に作設する必要があります。
特に、主伐時に森林作業道を作設する場合は、造林、保育等の森林施業による次世代の森林づくりのため、継続的に利用できるように考慮しなければなりません。
なお、令和6年4月1日より、森林作業道の作設に当たっては、指針の別紙1に定める「森林作業道チェックリスト」を作成するものとしていますので、ご留意ください。
◆広島県森林作業道作設指針の内容
第1.趣旨
1.指針の目的
2.森林作業道
第2.個別の留意事項
1.傾斜に応じた幅員と作業システム
2.縦断勾配
3.排水施設
4.切土・盛土
5.曲線部
6.構造物等
7.伐開
第3.周辺環境への配慮
第4.管理
別紙1 森林作業道チェックリスト (Wordファイル)(25KB)
3 補助制度の活用について
森林作業道の作設にあたっては、造林補助制度が活用できます。造林補助制度の対象となる森林作業道の幅員、勾配、構造等の詳細については、「広島県森林作業道実施基準」に規定しています。
広島県森林作業道実施基準の運用 (PDFファイル)(733KB)
造林補助制度は、さまざまな適用条件が定められているので、作業に着手する前(作業着手の前年度の6月まで)に、最寄りの農林水産事務所(農林事業所)(林務(第二・三)課)に御相談ください。
4 その他
国立研究開発法人森林研究・整備機構のホームページに、「森林作業道開設の手引き」として、土砂を流出させない道づくりについて解説がされていますので、森林作業道等の路網整備の参考としてください。
出典:国立研究開発法人森林研究・整備機構
5 問い合わせ先
広島県庁農林水産局 林業課 木材生産グループ
電話 082-513-3701
電子メール nouringyou@pref.hiroshima.lg.jp
または、最寄りの広島県農林水産事務所もしくは農林事業所
- 西部農林水産事務所(林務第三課 林業振興係)
(082)228-2111 - 西部農林水産事務所 呉農林事業所(林務課 森林整備第一係)
(0823)22-5400 - 西部農林水産事務所 東広島農林事業所(林務課 森林整備第一係)
(082)422-6911 - 東部農林水産事務所(林務課 林業振興係)
(084)921-1311 - 東部農林水産事務所 尾道農林事業所(林務課 森林整備係)
(0848)25-2011 - 北部農林水産事務所(林務第二課 林業振興係)
(0824)72-2015
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