「ひろしま木造建築協議会」令和6年度
「ひろしま木造建築協議会」が令和6年度通常総会を開催
令和6年8月23日にYMCA国際文化センターにおいて、「ひろしま木造建築協議会」の令和6年度通常総会を開催しました。
通常総会は、協議会会員49名(出席会員23名,委任状26名)の参加で行いました。
総会は、今川忠男会長((株)今川建築設計)のあいさつから始まり、令和5年度事業報告、令和6年度事業計画の2議案について審議が行われるとともに、当協議会の入会の報告が行われ、全て原案どおりに採択されました。
(総会の様子)
「ひろしま木造建築協議会」技術研修会の開催
通常総会に引き続いて、協議会会員のための「技術研修会」を開催しました。
協議会員が設計監理に携わった木造建築について、事例発表を行いました。
【発表事例】道の駅ほうじょう(所在地:鳥取県北栄町 発表者:(株)NSP設計 柴田安章氏)
施設を数棟に分棟し、屋上に設備機器を設置することで大きな荷重がかかる棟は鉄骨造とし、そのほかは木造とし、燃えしろ設計を採用することで構造材を現しで仕上げられていました。
また、地元自治体等と協力し、木材を事前調達することで、構造材等に地域材をふんだんに活用した建築物を実現されていました。
木材を現しで使用するポイントや木材の調達期間を長めに設定するなど、工夫次第で地域材を活用した木造建築を実現できることを学びました。
(研修会の様子)
黒瀬特別支援学校の構造見学会(令和6年9月)
営繕課が主催した黒瀬特別支援学校の構造見学会に当協議会員も参加しました。
営繕課より建物の概略説明が、設計者である「あい設計」から設計内容について説明がなされた後、建築現場の見学を行いました。
当協議会員から10名の参加があり、中規模木造建築に関する見識を深めました。
(見学会の様子)
当協議会の理事である下岸建設様が木材利用促進月間記念講演会にて講演されました(令和6年10月)
10月29日(火)、リーガロイヤルホテル広島にて、一般社団法人広島県木材組合連合会主催の木材利用促進月間記念講演会が開催されました。
当講演会では、当協議会の理事である下岸建設様より、広島市で建設中の「中国地方初となる純木造5階建医療ビルプロジェクト」について講演がなされました。
また、当該プロジェクトをはじめ、国内で多数の中大規模木造建築の実績を持つ、木質構造部材の開発や製造等を手掛ける株式会社シェルター様から「国内の中大規模木造建築物の動向について」と題して講演がなされました。
当日は114名の参加者があり、広島市の太田川三角州のように地盤支持力の弱い場所であっても、木造であれば軽量で杭打ちが不要または簡素なものですむため、ビルの建て替えが可能であることを学びました。
(下岸建設様の講演の様子)
(シェルター様の講演の様子)