けん玉
<けん玉(けんだま)>
◇沿革・特徴
廿日市市は、古くから木材の集積地として栄え、江戸時代には「廿日市ろくろ」と呼ばれる木工技術による工芸品の生産がされていた。
1918年(大正7年)に呉市出身の江草濱次氏が玉と棒だけの従来のけん玉の形を改良して、皿胴がついた現在のけん玉の原型をつくり、実用新案を取得。1921年(大正10年)には、木工玩具の生産で有名だった廿日市市を訪れ、けん玉の製造が始まった。
現在は世界各国からプレーヤーが集まる「けん玉ワールドカップ」が毎年廿日市市で開催されている。また、廿日市市では2011年(平成23年)から市内すべての小学1年生にけん玉を配付し、けん玉の普及を図っている。
廿日市市では、巨大けん玉やけん玉マンホールなど、けん玉をモチーフにしたデザインやモニュメントを見つけることができる。
廿日市市におけるけん玉づくりは、100年を超える歴史を持っている。昔ながらの玩具(おもちゃ)や競技用としてのものから、近年は高級木材を使用し木目やフォルムの美しさを追求した鑑賞を主とするけん玉や、けん玉を素地として装飾を行うアートけん玉なども出現している。
◇主たる産地
廿日市市
◇原材料
サクラ、ブナなど
◇主な製品
けん玉

◇製造者
株式会社イワタ木工
廿日市市峠245-85
0829-74-1558
https://iwata.fun/
◇関連リンク
廿日市市 けん玉発祥の地
