広島漆芸
<広島漆芸(ひろしましつげい)>
◇沿革・特徴
株式会社高山清は大正2年に広島仏壇の塗師から始まり、戦後1978年に伝統的工芸品に指定された広島仏壇や寺院用具を製造し、2013年には創業100年を迎える。
4代目・高山尚也氏は、代々引き継いだ広島仏壇の塗師の技術と、京都での修行時代に修得した蝋色磨きの技術を生かし、漆芸家・高山尚也として、「生活の中に漆を」をテーマに、漆工芸品の伝承と開発に取り組んできた。
令和3年度には、広島市の特産品認定制度「ザ・広島ブランド」に認定されている。
高山尚也氏の広島漆芸の特徴は、しっとりした手触り、ソフトでやさしい口触り、カラフルな色合いなどである。素地に木を使わず、石こうで型を作り、布を漆糊で張り重ねたものを素地にする、「乾漆」という技法を用い、注ぎ口から本体への曲線は、木の漆器では表現できにくい、滑らかな流線形を描く。漆器の常識を覆した漆器であり、「広島漆芸」と呼ばれる所以である。軽くて薄く、かつ丈夫で、乾燥に強いのが特徴である。
漆はおよそ50年という年月をかけて乾燥していき、時間が経つごとに漆がしまり、使えば、使い込むほどに、艶やかさをまとう逸品へ成熟していく。
◇主たる産地
広島市
◇原材料
天然漆・木地は天然木(欅・栃・ミズメ桜)、下地材は砥の粉・地の粉
乾漆は、天然漆、下地材は砥の粉・地の粉・麻布
◇主な製品
広島漆芸

◇製造者
高山 尚也
広島市中区堀川町2-17
082-241-5058
takayamakiyoshi@tenor.ocn.ne.jp
https://www.takayamakiyoshi.com/
◇おしらせ情報
伝統工芸の手作り体験
匂い袋づくり、お香づくり、黄金鉛筆づくり
お問い合わせ先:082-241-5058
◇関連リンク
ザ・広島ブランド(広島市)
広島漆芸
