広島針
<広島針(ひろしまはり)>
◇沿革・特徴
広島針の製造の歴史は、300年以上前、藩主浅野家が下級武士の手内職として普及させたことに始まる。以来、品質の向上や製造の効率化などを図り地場産業として知られるようになった。
広島湾に注ぐ太田川の上流50kmにある「加計」という地域は、江戸時代には中国山地の大砂鉄地帯に位置する「出雲」と並ぶ芸北地域の「たたら製鉄の中心地」で、太田川の水運を使って必要な物資を諸国から集めるとともに「たたら製鉄」により製造された鉄を広島に送る集積地として繁栄を極めた。
広島針はこのように加計の砂鉄を原料に「たたら製鉄法」によってできた鉄を太田川の水運を利用して、現在の広島市に運び、そこで針として加工することで発展した。この鉄を独占した広島藩では、「縫針」生産の地場産業がおこり、現在でも、広島は手縫針・待針の全国生産量の9割以上を占める我が国最大の針の産地となっている。
広島針は、広島が生んだ針のブランドとして平成20年(2008年)4月、地域団体商標(第5124410号)に登録されている。また、広島針を製造するチューリップ株式会社と萬国製針株式会社の商品が広島市の特産品認定制度「ザ・広島ブランド」に認定されている。
広島針は、受け継がれた高度な技法により、曲がりにくく折れにくい、優れた弾力性などを有し、布通りが滑らかな針仕事を可能にしている。広島は手縫針、待針の国内生産量の9割以上を占める国内最大の産地である。
◇主たる産地
広島市
◇原材料
鉄線、鋼線、ステンレス線、真鍮線等
◇主な製品
広島針
◇製造者
・広島県針工業協同組合
広島市中区広瀬北町3-11-303
082-233-0470
hiroshima-hari@viola.ocn.ne.jp
https://aeras.jp/hari/
・株式会社明光堂
広島県安芸郡府中町大須4-1-36
082-581-2400
info@meikodo.co.jp
https://www.meikodo.co.jp
・チューリップ株式会社
広島市西区楠木町4丁目19-8
082-238-1144
info@tulip-japan.co.jp
https://www.tulip-japan.co.jp/
・萬国製針株式会社
広島市西区楠木町2丁目3-32
082-237-2337
thankyou@bankoku-needle.co.jp
https://www.bankoku-needle.co.jp
・有限会社川野要次郎製針所
広島市中区吉島町10-11
082-241-8361
・有限会社中田製針所
広島市佐伯区海老園2丁目15−24
082-921-2305
nakataneedle@oboe.ocn.ne.jp
・有限会社山手製針所
広島市西区大宮2丁目16-10
082-237-3332
mail@yamate-net.co.jp
http://yamate-net.co.jp/
・有限会社森川製針
呉市川尻町西2丁目3−10
0823-87-2307
◇関連リンク
ザ・広島ブランド(広島市)
広島針
