戸河内挽物(とごうちひきもの)
印刷用ページを表示する掲載日2025年6月26日
<広島県指定伝統的工芸品>
◇沿革・特徴
戸河内挽物(ひきもの)は、明治の中頃に島根県から戸河内町(現:山県郡安芸太田町)に移住してきた石田富次から木地及び漆塗りの技術が伝えられたものです。当時は木地師と塗師の分業制で漆器の生産が盛んに行われていました。
ロクロで木材を回し、刃物で削り出した木工品で、漆を塗ることもあります。刃物の切れ味により、表面は滑らかで光沢を放っています。
◇原材料
橡(とち)、欅(けやき)、朴(ほお)
◇主な製品
すし鉢、茶たく、盆、花立
◇指定年月日
平成19年12月10日
◇製造者
新宅 智也
〒731-3810 山県郡安芸太田町大字戸河内306‐4
電話:0826-28-2109