避難所における食中毒予防について
避難所における食中毒予防のポイント
避難所では、高齢者や乳幼児を含め、多くの方が集団で近接して生活する状況になるため、食中毒が発生した場合には大規模化、重篤化する危険性があります。
また、風邪などと間違われたり、食中毒とは気付かない場合もありますので、注意が必要です。
食中毒を予防するために、避難所では次のポイントを守りましょう。
予防のポイントはこちらをクリック
炊き出しをされる皆様へ
避難所で炊き出しをされる際には、食中毒予防のために、特に次のポイントに気を付けましょう。
提供メニュー
☑ できるだけ加熱調理を行うものにする。
調理する人
☑ トイレ後、調理前、生ものに触れた後、盛り付け前、こまめに手洗い・手指消毒をする。
☑ 吐き気、嘔吐、腹痛、下痢、発熱などの体調不良や手指に傷がある人は調理しない。
原材料
☑ 冷凍品や冷蔵品は、クーラーボックス等で保管し、常温保存品は冷暗所に保管する。
☑ 消費期限内の食品を使用し、異臭や容器の破損がないことを確認する。
調理
☑ 中心部まで十分に加熱する。
☑ 可能な限り使い捨て手袋を着用し、食品には手で直接触れないようにする。
提供
☑ 調理後2時間以内に食べられるよう、すぐに提供する。
☑ 提供時には、取り置きしないでできるだけ早く食べるように伝える。
☑ 食物アレルギーの方のために、原材料の包装や献立表を掲示するなど、正確な情報を提供する。
調理器具
☑ 使用後は洗浄し、煮沸や消毒液(次亜塩素酸ナトリウムやアルコール)を用いて消毒する。
衛生面の注意点については、必要に応じて保健所へ相談しましょう。
![]() |
![]() |
炊き出しをされる皆様へ (PDFファイル)(533KB) | 炊き出しチェック表 (PDFファイル)(209KB) |
こんな時は食中毒かも・・・
ほかに原因が見当たらなくて、次のような症状がある時には、食中毒の可能性があります。
同じ食事を食べた人にも同じような症状があるときは、特に注意が必要です。
風邪と似たような症状のこともあるので、見落とさないように気をつけましょう。
◆主な食中毒の症状
・ 吐き気
・ 嘔吐
・ 腹痛
・ 発熱
・ 下痢
・ 神経症状(目のかすみ,ものが二重に見える,しびれ,めまいなど)
食中毒の疑いがあるときには、素人判断は危険です。
下痢止めや吐き気止めなどを服用すると悪化する場合があるので、早めに医師や保健師などに申し出ましょう。
PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)