アレルギー物質を含む食品の表示について
アレルギー物質を含む食品による健康危害の発生を未然に防止するために,食品表示法では,アレルゲンを含む食品の表示について規定しています。
症状の重篤度が高い,または症例数が多い『特定原材料』を含む食品については,これらを含む旨の表示が義務付けられています。『特定原材料』を使用した場合や,原材料に含まれている場合は,必ず表示しましょう。
一方,アレルギー症状をひき起こすことは知られていますが,症例数が少ないか,多くても重篤な例が少ない『特定原材料に準ずるもの』を含む食品については,これらを含む旨の表示が推奨されています。『特定原材料に準ずるもの』については表示義務はありませんが,可能な限り表示するように努めましょう。
特定原材料(7品目) |
特定原材料に準ずるもの(21品目) |
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えび,かに,小麦,そば,卵,乳,落花生(ピーナッツ) |
アーモンド,あわび,いか,いくら,オレンジ,カシューナッツ,キウイフルーツ,牛肉,くるみ,ごま,さけ,さば,大豆,鶏肉,バナナ,豚肉,まつたけ,もも,やまいも,りんご,ゼラチン |
◆ アレルゲンを含む食品に関する表示の基準・Q&A
アレルギー物質を含む食品の検査について
広島県では,県内で製造・加工・調理される食品について,特定原材料の有無を検査し,特定原材料を含むにもかかわらず,その表示が行われていない違反食品の排除に努めています。
検査対象
県内で製造された「弁当・そうざい」,「菓子類」,「めん類」等で,検査する特定原材料の表示がないもの
検査項目
特定原材料
※令和3年度は,弁当,そうざい,菓子類を対象に小麦の検査を実施しました。
検査機関
県立総合技術研究所保健環境センター
検査結果
令和3年度は,15検体について検査を実施し,表示違反となる食品が1件確認されました。該当食品は回収され,適切な表示をするよう保健所から指導をしました。
検査結果 |
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令和3年度 |
令和2年度 |
令和元年度 |
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検査検体数 |
違反件数 |
検査検体数 |
違反件数 |
検査検体数 |
違反件数 | ||||
弁当・そうざい |
ー |
ー |
3 |
0 |
3 |
0 |
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菓子類 |
15 |
1 |
17 |
0 |
16 |
0 |
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めん類 |
- |
- |
- |
- |
- |
- |
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冷凍食品 |
- | - | - | - | - | - | |||
穀類加工品 |
- | - | - | - | 1 | 0 | |||
計 |
15 |
1 |
20 |
0 |
20 |
0 |