広島県依存症対策推進計画 (アルコール健康障害対策推進計画・ギャンブル等依存症対策推進計画)について
酒類は私たちの生活に豊かさと潤いを与えるものであるとともに、酒類に関する伝統と文化が生活に深く浸透している一方で、多量の飲酒、未成年者の飲酒、妊産婦の飲酒等の不適切な飲酒は、私たちの心身の健康障害(以下「アルコール健康障害」という。)の原因となります。
アルコール健康障害は、本人の健康の問題だけではなく、その家族への深刻な影響や重大な社会問題を生じさせる危険性が高いことから、アルコール健康障害の発生、進行及び再発の防止を図るため、アルコール健康障害対策を総合的かつ計画的に推進することが必要です。
また、多くの人が競馬・競艇などの公営競技やパチンコ等を健全に楽しんでいる一方で、これらに「のめり込む」ことにより、本人及びその家族の日常生活や社会生活に支障を生じさせるのみならず、多重債務や犯罪等の重大な社会問題を生じさせる場合があります。
ギャンブル等依存症は、早期の支援や適切な治療により回復等が十分可能であるため、ギャンブル等依存症に関する関心と理解を深め、その予防や相談から回復までの支援体制の整備を図ることが重要です。
広島県においても、アルコール健康障害対策及びギャンブル等依存症対策を一体的な依存症対策として計画的に推進するため、行政、事業者、医療機関、自助グループ等様々な関係者からなる連絡協議会を設置し意見を聴いて、本県の実情に即した計画を策定しました。
この計画の内容は、ページ下部の【ダウンロード】からご覧いただくことができます。
計画の概要
1 目指す姿
アルコールに依存する人やギャンブル等にのめり込む人が減り、本人の健康問題、本人及び家族の日常生活や社会生活での問題の発生が低減されている。
依存症(アルコール健康障害、ギャンブル等依存症)の発生予防から相談、治療、再発予防・回復支援に至るまで切れ目のない支援体制が確保されている。
2 取組の方向
(アルコール健康障害対策)
(1)多量飲酒している人の飲酒量低減に向けた取組
(2)治療が必要な人を適切な医療につなげる仕組みづくり
(ギャンブル等依存症対策)
(1)ギャンブル等への「のめり込み」の防止
(2)治療が必要な人を適切な医療につなげる仕組みづくり
3 施策体系
施策区分 |
施策の方向 |
注力する取組 |
発生予防 (1次予防) |
1 教育、広報・啓発の推進 2 不適切な飲酒の誘引の防止 3 ギャンブル等への「のめり込み」の防止 |
【1】 アルコール使用障害スクリーニング、 ブリーフ・インターベンション(飲酒量低減のための短期・簡易介入)普及促進
【2】 ギャンブル等依存症専門医療機関の整備
【3】 地域連携による依存症早期発見・早期対応、継続支援(地域の関係機関が連携した継続的なサポート体制) |
進行予防 (2次予防) |
1 健康診断及び保健指導【1】 2 医療の充実【2】 3 飲酒運転等をした者に対する指導等 4 相談支援等【3】 |
|
再発予防 (3次予防) |
1 アルコール依存症・ギャンブル等 依存症に係る保健・医療・福祉の連携強化【3】 2 社会復帰の支援・民間団体の活動に対する支援【3】 |
4 計画の構成
第1章 計画策定の趣旨
第2章 広島県における現状
第3章 計画の概要
第4章 施策の方向と具体的取組
第5章 推進体制等
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ダウンロード
【本編】広島県依存症対策推進計画(アルコール健康障害対策推進計画・ギャンブル等依存症対策推進計画) (PDFファイル)(1.53MB)
【概要版】広島県依存症対策推進計画(アルコール健康障害対策推進計画・ギャンブル等依存症対策推進計画) (PDFファイル)(169KB)
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