知っておきたい！栄養成分表示等について

栄養成分表示とは？

平成27年4月１日より施行された「食品表示法」により、容器包装に入れられた加工食品には、原則として栄養成分（熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム（食塩相当量））が表示されることとなりました。これらの項目は、主要な生活習慣病と関わっています。栄養素がどのくらい含まれているのかを見える化したものが栄養成分表示です。栄養成分表示は、あなたの健康づくりに役立つ情報源です。

食品のパッケージには健康づくりのヒントが詰まっています！

栄養成分表示に係る啓発チラシ (PDFファイル)(947KB)

どんな表示が行われているの？

基本の５つの項目として、

• 熱量（ｋcal）
• たんぱく質（ｇ）
• 脂質（ｇ）
• 炭水化物（ｇ）
• 食塩相当量（ｇ）

が、食品単位（１００ｇ、1食分、１個といった単位）ごとに表示されています。

栄養成分表示の読み方のポイント

【義務表示】
食品表示基準により表示が義務付けられた５つの項目（熱量、たんぱく質、脂質、炭水化物、ナトリウム（食塩相当量））です。

【表示の単位】
１００ｇあたり、１００ｍｌあたり、1個あたり、1食あたり など、食品の単位ごとに栄養成分の含有量が記載されています。

【推奨表示】
脂質のうち「飽和脂肪酸」、炭水化物のうち「食物繊維」は日本人の摂取の状況や、生活習慣病予防の観点から表示することが推奨されています。

【食塩相当量】
食品に含まれる食塩相当量が記載されています。１日の摂取目標量と照らし合わせて、比較がしやすくなりました。

【任意表示】
ビタミン（ビタミンＡ、ビタミンＣなど）、ミネラル（カルシウム、鉄など）、n—３系脂肪酸、ｎ—６系脂肪酸、コレステロール、糖質及び糖類は、任意で表示されます。 

【栄養成分以外の表示事項】
名称、原材料とその原産地、添加物、アレルゲン、期限表示、内容量、製造者などが表示されています。

消費者のための食品表示のポイント (PDFファイル)(934KB)

【注意】令和５年３月９日から「くるみ」が特定原材料に追加されました。

虚偽・誇大広告等の禁止

　食品として販売されるものの中には、表示している健康の保持増進効果が必ずしも実証されていないにもかかわらず、その効果を期待させるような広告等があります。これらの広告等が放置された場合、適切な診療機会を逸するなど国民の健康に重大な悪影響を及ぼすおそれがあるため、健康増進法により、健康保持増進効果等についての虚偽・誇大な広告その他の表示は禁止されています。

■ 対象となる食品等

食品として販売されるもの。生鮮食品も含まれます。

■ 広告の範囲

容器包装だけでなく、以下に示すような広告も規制の対象となります。

■ 規制の対象となる「健康保持増進効果等」とは

• 「健康保持増進効果等」について、「著しく事実に相違する」又は「著しく人を誤認させる」表示を言います。
  また、「健康保持増進効果」を「暗示的」又は「間接的」に表現するものも該当します。
  （※違反になる虚偽誇大広告等に該当するかは、個別に判断されます。）
• 「著しく事実に相違する」とは
  　広告等に表示されている健康保持増進効果等と、実際の健康保持増進効果等が著しく異なること。
• 「著しく人を誤認させる」とは
  　広告等から認識する健康保持増進効果等の「印象」や「期待感」と、実際の健康保持増進効果等に著しく相違があること

お問い合わせ先一覧

食品表示について知りたい。といった疑問や相談、食品表示の違反が疑われるなどの情報をお持ちでしたら、以下のお問い合わせ先一覧にご連絡ください。