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地域で防ごう 高齢者虐待

印刷用ページを表示する掲載日2024年10月4日

◆ 高齢者虐待は人権侵害です

 ○高齢者が住み慣れた地域で,その人らしく尊厳を持って暮らしていくことは,だれもが望むことです。
 ○高齢者虐待は,高齢者の尊厳を損なう重大な権利侵害です。   

◆ 高齢者虐待を未然に防ごう -あなた自身や周りの人が虐待者にならないために-   

 ○介護に疲れを感じたり,認知症の人の介護に悩んだら,一人で悩まずにお近くの市町の高齢者福祉担当課または地域包括支援センターに相談してください。
 ○高齢者虐待は,特別な人や特別な環境によってのみ発生するものではありません。介護の方法や認知症について理解を深め,介護保険サービスなどの利用できるサービスを活用しましょう。
  ○ささいなことでも,相談することが高齢者虐待防止の第一歩です。

◆ 高齢者虐待を早期に発見しよう -地域での「気づき」が虐待の早期発見につながります-

 ○高齢者虐待は,家庭や施設など閉ざされた環境で発生するため表面化しにくく,虐待をしている人,虐待を受けている高齢者双方にその自覚がないこともあります。
 ○虐待は多くの場合,エスカレートし,被害が大きくなります。早期に発見し,支援していくことが大切です。
地域での協力,連携,見守りが不可欠です。
  ○あなたの周りに虐待を受けていると思われる高齢者はいませんか?発見した場合は,市町の高齢者福祉担当課またはお近くの地域包括支援センターに連絡してください。市町,地域包括支援センターでは,高齢者の安全を確認し,虐待の事実の確認や高齢者の保護,養護者への支援など,必要な対応をします。

対応の流れ フロー図

■市町担当課

市町名

担当課

郵便番号

住所

電話番号

広島市 地域包括ケア推進課 730-8586 広島市中区国泰寺町一丁目6番34号 082-504-2648
呉市 高齢者支援課 737-0041 呉市中央四丁目1-6 0823-25-3573
竹原市 地域支えあい推進課 725-8666 竹原市中央五丁目1番35号 0846-22-7743
三原市 高齢者福祉課 723-8601 三原市港町三丁目5番1号 0848-67-6055
尾道市 高齢者福祉課 722-8501 尾道市久保一丁目15番1号 0848-38-9137
福山市 高齢者支援課 720-8501 福山市東桜町3番5号 084-928-1065
府中市 介護保険課 726-0004 府中市府川町315番地 0847-40-0222
三次市 高齢者福祉課 728-0013 三次市十日市中二丁目8番1号 0824-62-6145
庄原市

生活福祉部
高齢者福祉課

727-8501 庄原市中本町一丁目10番1号 0824-73-1165
大竹市 地域介護課 739-0692 大竹市小方一丁目11番1号 0827-59-2144
東広島市 地域包括ケア推進課 739-8601 東広島市西条栄町8番29号 082-420-0984
廿日市市 高齢介護課 738-0024 廿日市市新宮一丁目13番1号 0829-30-9196
安芸高田市 社会福祉課 731-0592 安芸高田市吉田町吉田791番地 0826-42-5615
江田島市 高齢介護課 737-2297 江田島市大柿町大原505番地 0823-43-1640
府中町 高齢介護課 735-8686 安芸郡府中町大通三丁目5番1号 082-286-3256
海田町 長寿保険課 736-0065 安芸郡海田町南昭和町14-17 082-823-9609
熊野町 高齢者支援課 731-4292 安芸郡熊野町中溝一丁目1番1号 082-820-5605
坂町 保険健康課 731-4393 安芸郡坂町平成ケ浜一丁目1番1号 082-820-1504
安芸太田町 健康福祉課 731-3622 山県郡安芸太田町大字下殿河内236番地 0826-22-2031
北広島町 福祉課 731-1595 北広島町有田1234番地 0826-72-7352
大崎上島町 福祉課 725-0401 豊田郡大崎上島町木江4968番地 0846-62-0301
世羅町 福祉課 722-1112 世羅郡世羅町大字本郷953番地 0847-25-0072
神石高原町 福祉課 720-1522 神石郡神石高原町小畠1701番地 0847-89-3377

■地域包括支援センター については,こちらをご覧ください。

地域包括支援センター (Excelファイル)(33KB)

 

 

◆ 高齢者虐待について知ろう

 ○「高齢者虐待の防止,高齢者の養護者に対する支援などに関する法律」により,虐待の定義が明確化され,発見者に対する通報義務や市町の立ち入り調査権限などが規定されています。
 ○虐待には,養護者による虐待(家庭内での虐待)と養介護施設従事者などによる虐待(施設内などでの虐待)があります。
  ○高齢者虐待の内容は,5つに分類されています。具体的には次のようなもがありますが,組み合わさって起こることもあります。

 ◆ 高齢者虐待について知ろう

 
虐待の内容 具体例
身体的虐待 たたく,つねる,殴る,蹴る,やけどを負わせる,ベッドに縛りつける,手足を縛る,薬を過剰に飲ませる
介護・世話の放棄・放任
(ネグレクト)
水分・食事を十分に与えず,脱水状態や栄養失調の状態にする,劣悪な住環境で生活させる
心理的虐待 怒鳴る,ののしる,悪口を言う,子ども扱いする,話かけても無視する,聞こえないふりをする
性的虐待 わいせつな行為を強要する,排泄の失敗等に対して懲罰的に下半身を裸にして放置する
経済的虐待 日常の生活に必要な金銭を渡さない・使わせない,本人の年金や財産を無断で使用したり処分する

 

 ◆ 県内の高齢者虐待の状況の公表について 

○「高齢者虐待の防止、高齢者の養護者に対する支援などに関する法律」第25条の規定に基づき、令和5年度における養介護施設従事者などによる高齢者虐待の状況について、市町からの報告をとりまとめました。また、養護者による高齢者虐待の状況についても市町からの報告をとりまとめましたので、併せて次のとおり公表します。
○養介護施設従事者などによる高齢者虐待
・ 養介護施設従事者などによる虐待については、通報件数80件でうち虐待認定件数は17件でした。
・ 虐待のあった施設は特別養護老人ホーム、介護老人保健施設、認知症対応型共同生活介護、(住宅型)有料老人ホーム、(介護付き)有料老人ホーム、小規模多機能型居宅介護、軽費老人ホーム、短期入所生活介護、訪問介護で、虐待の内容は身体的虐待13件、経済的虐待6件、心理的虐待5件、介護等放棄1件でした。
・ 市町が事実確認及び施設に対する指導を行い、改善計画書の提出を求めた。
○養護者による高齢者虐待
・ 家族などの養護者による虐待については通報件数894件でうち虐待認定件数は424件でした。
・ 虐待の種別については、身体的虐待が最も多く、次いで心理的虐待、介護等放棄の順でした。
・ 虐待を受けた高齢者は432人で、女性が75%を占めていました。
・ 虐待者の続柄は、息子が最も多く、次いで夫、娘の順でした。
・ これらの虐待事案に対して、市町では、高齢者を虐待者から分離して施設などで保護したり、介護保険サービスなどの利用などにより、高齢者の安全を確保するとともに、虐待者への支援も行っています。

※詳細については、次のダウンロードの「令和5年度高齢者虐待の状況について」をご覧ください。

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