平成28年度広島県「青少年の非行・被害防止全国強調月間」について
青少年の非行・被害防止全国強調月間について
次代を担う青少年が,夢や希望を豊かに育み,心身ともに健やかに成長することは県民すべての願いです。
平成27年の県内の非行少年の補導数は前年に続いて減少したものの,14歳未満の中学生及び小学生の補導数が依然として高水準にあり,特に中学生が全体の約40%を占め,非行の中心となるなど,青少年の規範意識醸成が緊急の課題となっています。
また,全国的に児童虐待事件や児童ポルノ事件,ストーカーやいわゆる「リベンジポルノ」,いじめによる事件,少年による,あるいは少年が被害者となる事件が発生し,更には危険ドラッグが容易に購入できるなど,青少年を取り巻く問題は深刻化かつ多様化しており,安全・安心な地域づくりへの取組が強く求められています。
特に,出会い系サイトやコミュニティサイトなどが関係した事件により被害に遭う青少年が増加しており,インターネット上の違法・有害情報への的確な対応策の普及・啓発が急務となっています。
こうした中,青少年の非行・被害防止を社会全体の責務としてとらえ,関係機関,関係団体等が連携して対処するとともに,県民の理解を深め,地域と一体となった取組を進めることが必要です。
このため,広島県では,内閣府の主唱する「青少年の非行・被害防止全国強調月間」に呼応し,この期間中に関係機関,関係団体,地域住民等が,青少年の規範意識の醸成及び社会環境の改善を図ることをはじめとした諸施策・諸活動を集中的に実施し,青少年の非行・被害防止の徹底を図ります。
広島県青少年の非行・被害防止全国強調月間ポスター (PDFファイル)(447KB)
重点項目
(1) インターネット利用に係る非行及び犯罪被害防止対策の普及・啓発
(2) 有害環境の改善
(3) 薬物乱用の防止
(4) 不良行為,初発型非行等の防止
(5) 再非行(犯罪)の防止
(6) 学校におけるいじめ・暴力行為などの防止
(7) 青少年の福祉を害する犯罪被害の防止
(8) 子供の安全確保と保護
実施概要
(1) 期間 : 平成28年7月1日(金曜日)~平成28年7月31日(日曜日)までの1か月間
(2) 主唱 : 内閣府
(3) 実施機関及び団体 : 広島県,広島県教育委員会,広島県警察本部,公益社団法人青少年育成広島県民会議,
各市町,各市町教育委員会,青少年育成市区町民会議,青少年育成市区町民会議参加機関及び団体
(4) 実施内容 : 県及び各市町において,広報啓発活動や立入調査,街頭補導活動などを実施します。
広島県では強調月間(7月)に合わせて,懸垂幕を県庁舎に掲出し,青少年の非行・被害防止の啓発を図っています。
関連資料
平成28年度「青少年の非行・被害防止全国強調月間」広島県実施要綱 (PDFファイル)(480KB)
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