このページの本文へ
ページの先頭です。

「男性だから」「女性だから」にかかわらない,わたしらしい生き方を選択するためのワークショップ(第2回交流会)を開催しました

印刷用ページを表示する掲載日2022年2月8日

概要

「男性だから」「女性だから」といった性別に関する無意識の思い込みに気付き,「性別に関する固定観念」を解消して,多様な暮らし方の実現に向けた理解促進を図るために,ゲストスピーカーを招いて,課題解決のためのアイデアについて意見交換するワークショップ(第2回交流会)を,オンライン開催(エソール広島から配信)しました。

実施内容

日時

令和4年1月30日(日曜日)14時~16時

テーマ

ちょっとどうなん?就活事情

ゲスト 

栾 暁雨(らん しょうう)さん(中国新聞社 報道センター記者)

ファシリテーター

丸山 法子(まるやま のりこ)さん(一般社団法人リエゾン地域福祉研究所代表理事)

参加者

14人(高校生・大学生9人,社会人(企業の先輩含む)5人)

内容

ゲストトークの主な内容

就活スタイルの事情や,企業の採用面接における就活セクハラについて,大学生などへの取材を通じて分かった実態を,具体的な事例を紹介しながら,話していただきました。

○就活スタイルについて
(統一的なスタイルになった背景)
統一的に黒のスーツやパンプスなどになった背景には,バブル崩壊後,就活状況がだんだんと厳しくなり,服装で減点されるのは損だから同質性を求めるという安定志向があるのではないか。
(取材を通じて得た学生の声)
・黒で統一されたほうが,むしろ便利
・服にお金をかける余裕もないので,大学の入学式のスーツをそのまま使っている
・人と違う格好をして目立つほうが嫌
(企業の声)
・清潔感があれば気にしないし,逆になぜ黒一色なのか疑問

○就活セクハラについて
・面接にパンツスーツを着て行ったら,「なぜスカートではないのか?」と聞かれた。
・「なぜショートカットなの?女らしくない」,「彼氏いるの?」などの質問もあった。
・これから就活をする学生は,何がセクハラに当たるのか,またセクハラを受けた際に,どう対応すればよいのかを正しく認識しておく必要がある。

意見交換の主な内容

(学生の意見)
・初めて聞く話を多く知ることができてよかった。また,現状や問題点を知ることの大切さを認識した。
・就活の服装では個性を出すものではなく,黒が当たり前だと思っていた。
・社会に出ると,学力だけではなく,個性が大事と言われるが,そうすると,就活の服装も昔のように皆が一緒ではない時の状況に戻るのではないかと思った。
・学生からの「企業は,様々な就活スタイルを認める傾向にあるのか?」の質問に対し,企業からは,「そのとおりであるが,就活スタイルが黒のスーツで統一されるようになった理由を含め,何事にも理由があるから,まずは何でだろうと考える癖をつけてもらいたい。」といったアドバイスがあった。

(企業の先輩の意見)
・企業は個性を求めているが,その個性の出し方は服装ではなく,その企業を選んだ理由やビジョンをしっかり持つことが大切である。
・見た目だとか,評価を気にしすぎる社会になっているが,もっと自分らしさを出してもいい。ただし,個性の出し方は,自己主張するだけでなく,相手の声を踏まえた対応ができることも必要である。

風景1

風景2

※当日の様子は,後日,YouTubeで配信します。

 

ダウンロード

このページに関連する情報

Adobe Reader

PDF形式のファイルをご覧いただく場合には、Adobe社が提供するAdobe Readerが必要です。
Adobe Readerをお持ちでない方は、バナーのリンク先からダウンロードしてください。(無料)

おすすめコンテンツ

みなさんの声を聞かせてください

満足度 この記事の内容に満足はできましたか? 
容易度 この記事は容易に見つけられましたか?