ひろしま文化・芸術振興ビジョンについて
印刷用ページを表示する掲載日2011年12月1日
- 「21世紀のひろしま文化」を発信するために -
我が国の社会・経済が大きな変革期を迎え，先行き不透明な時代にあって，文化・芸術は，人々の心を豊かにし，生活にゆとりや活気をもたらすとともに，新たな課題に挑戦する人間の創造力の源泉となり，郷土への誇りや愛着を深めるよりどころになるものと考えます。また，文化・芸術に対する投資や支出は，新たな需要や雇用の創出につながるなど，経済を量的にも質的にも発展させ，社会を活性化させる重要な基盤でもあります。
平成13年12月，「文化芸術振興基本法」が制定され，地方においても，その地域の特性に応じた文化・芸術の振興のために必要な施策の推進を図るよう努めるものとされました。
こうしたことを背景に，広島県では，文化・芸術の果たす役割の重要性や，社会情勢の変化などを踏まえ，平成4年に策定した「広島県文化振興ビジョン」を見直し，21世紀にふさわしい新たな指針を策定いたしました。
県民一人ひとりが心豊かに暮らし，それぞれの地域が個性を発揮しながら，国内外にひろしまの文化を発信する，そうした県となることを願い策定したものです。
このビジョンが，県民の皆様や関係団体の文化・芸術活動の活性化と，市町村の文化・芸術振興施策の充実につながり，県内各地域に文化・芸術振興の機運が広がっていくことを期待するとともに，本県としても，施策の推進に積極的に取り組んでまいりますので，皆様方の御理解と御協力を賜りますようお願い申し上げます。
最後に，このビジョン策定に当たり，「ひろしま文化・芸術懇話会」からの御提言をはじめ，多くの皆様に貴重な御意見をいただきましたことに心から感謝申し上げます。
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